「データセンター」が首位、AI半導体周辺と原発関連などにも人気波及<注目テーマ>

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/08/05 12:22
「データセンター」が首位、AI半導体周辺と原発関連などにも人気波及<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10
1 データセンター
2 人工知能
3 下水道
4 半導体
5 防衛
6 地方銀行
7 JPX日経400
8 ドローン
9 全固体電池
10 半導体製造装置

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」が首位となっている。

 生成AI市場が急速な成長を遂げるなか、AIサーバーやネットワーク機器を設置・保管するデータセンターの建設需要が世界的に増勢の一途となっている。一時は米マイクロソフト<MSFT>などビッグテックがAIサーバーへの過剰投資を警戒して自重する動きも観測されたが、オイルマネーなどが「ソブリンAI」構想に参画する形となり、再びデータセンターに代表されるAIインフラ投資の拡充に向けた思惑が増幅されている。アラブ首長国連邦(UAE)は「スターゲートUAE」を始動させ、データセンター建設に巨額投資を行い、2026年までに最大で世界人口の半数にAIサービスを提供することを可能としたデータセンターを稼働する構想を標榜し、マーケットの耳目を驚かせた。

 そうしたなか、米エヌビディア<NVDA>の「ブラックウェル」などAI用半導体の需要が爆発的に伸びていることは周知の通りだが、これ以外に膨大な需要が創出されているのが「電力」である。国際エネルギー機関(IEA)によると米国だけで30年にデータセンターの電力消費量は現在の2.3倍化すると試算されている。この状況下で米大手ITが原子力発電による電力調達に向けて、積極的な設備投資を計画している。これまでデータセンター関連としては、データセンター運営会社やAI用半導体以外では、インフラに不可欠となる光ファイバーなど光関連部材を製造する企業や電気・空調工事を手掛ける企業などが物色人気を集めていたが、データセンター案件での商機拡大のシナリオが原発関連株にも広がってきた。

 物色の裾野の広がりは全体相場の底上げにも貢献しており、今後も関連株の動向から目が離せない。東京エネシス<1945.T>三機工業<1961.T>AGS<3648.T>さくらインターネット<3778.T>データセクション<3905.T>古河電気工業<5801.T>フジクラ<5803.T>オキサイド<6521.T>精工技研<6834.T>santec Holdings<6777.T>などのほか、原発関連の三菱重工業<7011.T>東京電力ホールディングス<9501.T>北海道電力<9509.T>日本製鋼所<5631.T>イーグル工業<6486.T>日本ギア工業<6356.T>なども併せて注目となる。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,855.0
(15:30)
-39.0
(-2.05%)
5,620.0
(15:30)
+20.0
(+0.35%)
3648
1,333.0
(15:30)
+15.0
(+1.13%)
3,005.0
(15:30)
-15.0
(-0.49%)
2,023.0
(15:30)
-18.0
(-0.88%)
8,234.0
(15:30)
-706.0
(-7.89%)
9,436.0
(15:30)
-379.0
(-3.86%)
17,690.0
(15:30)
-810.0
(-4.37%)
862.0
(15:30)
+17.0
(+2.01%)
2,776.0
(15:30)
-24.0
(-0.85%)
1,465.0
(15:30)
+36.0
(+2.51%)
9,780.0
(15:30)
+120.0
(+1.24%)
12,890.0
(15:30)
-460.0
(-3.44%)
4,078.0
(15:30)
-79.0
(-1.90%)
657.1
(15:30)
-3.8
(-0.59%)
1,059.5
(15:30)
+10.0
(+0.95%)