<動意株・10日>(前引け)=三社電機、リバーエレク、PバンCOM

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/06/10 11:31
 三社電機製作所<6882.T>=切り返し急で年初来高値に急接近。電源機器メーカーとして高い競争力を有し半導体はパワーデバイスで需要を獲得している。一方、防衛省とも以前から取引実績は豊富で、バックアップに使われるUPS(無停電電源装置)を納入している。同社の実質筆頭株主は三菱重工業<7011.T>であり、防衛関連としての切り口で物色人気に火が付く格好となっている。PBRは依然として0.5倍前後と解散価値の半値水準にあることから水準訂正狙いの買いが集中した。

 リバーエレテック<6666.T>=急反発でストップ高。水晶振動子を主力とする電子デバイスメーカーで電子ビーム封止工法などの独自技術を強みとしている。業績は25年3月期に増収ながら営業赤字に沈んだが、26年3月期は車載向けや医療ヘルスケア向けの需要伸長を背景に回復が見込まれている。そうしたなか、同社は9日取引終了後に28年3月期を最終年度とする中期経営計画「R2027」の策定したことを発表した。最終年度の数値目標としては売上高が73億500万円(前期実績は56億9800万円)、営業利益は7億6900万円(同7500万円の赤字)を掲げており、これを評価する買いを呼び込んでいる。

 ピーバンドットコム<3559.T>=物色人気にカイ気配。9日取引終了後、センサーのデモ機開発支援サービス「gene(ジーン)」を通じて、ローム<6963.T>との間でオンデバイスAIソリューション「Solist-AI」のエコシステムパートナー契約を締結したと発表した。これにより、エッジAIの迅速な試作・評価環境の構築を支援するという。これが買い材料視されている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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