中外製薬の底堅い動きに注目!
中外製薬の7月26日更新2012年12月業績予想は一株純利益ベースで+35.2%。中間決算では経常小幅減益の着地に対し、多少の失望売りも出たが、75日線を割り込まなかったことから見直され、出直り歩調が続いている。抗がん剤、リウマチ役の好調がけん引。薬価引き下げの影響はあるが、大正製薬と共同開発の骨粗鬆症薬の承認申請や今年9月19日には抗がん剤のアバスチン点滴静注用(一般名:ベバシズマブ)に脳腫瘍の一種、「再発膠芽腫」に対する効能を追加承認申請。業績への寄与が期待される。今後も5日線と25日線のミニゴールデンクロス、デッドクロスを交えながら、じり高傾向が続くのではないか。そこで、まずは1650円方向を目指す動きを期待したい。月足の形状も概ね反発型のため、中期的にも2010年高値1835円方向に向けて展開するとみている。