7日の株式相場見通し=続急落、波乱展開続き3万3000円台割れ
7日の東京株式市場はリスク回避目的の売りが止まらす、日経平均は3万3000円台を大幅に下回る局面が予想される。目先市場センチメントの急速な悪化に伴い、需給先行で下げが加速した面もあり、大きく下値を売り込まれた後に売り飽き気分が台頭すれば戻り足に転じる可能性もある。1日を通して上下にボラティリティの高い値動きとなることが予想される。世界的な株安局面が続くなか、前週末の欧州株市場は文字通りの全面安で、ドイツの主要株価指数であるDAXが約5%下落したのをはじめ、各国市場の下げ足に拍車がかかっている。ドイツ銀行が10%近い急落をみせるなど、金融株への売り圧力が一気に増していることも警戒材料だ。フランスの主要株価指数であるCAC40は年初来でマイナス圏に沈んだ。米国でもトランプ関税とそれに対する世界各国の報復関税が世界経済に及ぼす影響を懸念する売りが加速した。直近は中国が米国への報復関税を発表し米国株市場ではNYダウが2200ドルあまりの急落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率はダウを更に上回り5.8%に達した。エヌビディア<NVDA>を筆頭に半導体関連株の下げだけでなく、ゴールドマン<GS>、JPモルガン<JPM>など大手金融株も波乱含みの下落を余儀なくされた。米長期金利はフシ目の4%を約半年ぶりに割り込むなど、投資資金の債券シフトの動きが観測される。なお、朝方発表された3月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を上回ったが、マーケットの不安心理が改善することはなかった。東京市場でも欧米株市場が急落を続けていることを受け、先物主導で一段と地合いが悪化しそうだ。ただ、前週1週間で日経平均は3300円あまり水準を切り下げており、いったんは空売り筋のショートカバーも予想されるところ。3万2000円を一気に下回るような下げとなったとしても、その後は米株価指数先物やアジア株市場の動向を横にらみに下げ渋る場面が想定される。
4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比2231ドル07セント安の3万8314ドル86セントと続急落。ナスダック総合株価指数は同962.819ポイント安の1万5587.786だった。
日程面では、きょうは2月の毎月勤労統計、2月の景気動向指数速報値、日銀支店長会議、4月のさくらリポートなど。海外では2月のユーロ圏小売売上高、2月の米消費者信用残高など。
出所:MINKABU PRESS
4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比2231ドル07セント安の3万8314ドル86セントと続急落。ナスダック総合株価指数は同962.819ポイント安の1万5587.786だった。
日程面では、きょうは2月の毎月勤労統計、2月の景気動向指数速報値、日銀支店長会議、4月のさくらリポートなど。海外では2月のユーロ圏小売売上高、2月の米消費者信用残高など。
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