東京藝術大学、サイバーエージェント、サイバーエージェント・キャピタルの産学連携プロジェクトを始動

配信元:PR TIMES
投稿:2025/03/24 15:19
アート・芸術の力で社会課題解決やビジネスに挑戦するアーティストを投資育成事業の観点から支援




ベンチャーキャピタル事業を展開する株式会社サイバーエージェント・キャピタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:近藤裕文)は、親会社である株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751)とともに、国立大学法人東京藝術大学(東京都台東区、学長:日比野 克彦、以下 東京藝術大学)と連携し、アート・芸術の力で社会課題解決やビジネスに挑戦するアーティストを支援する産学連携プロジェクトを始動することをお知らせいたします。同校が行う企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 2025』への参加と企画支援、および東京藝術大学の在学生と卒業・修了生らを対象にした「社会実装支援プログラム」の提供を2025年7月より開始します。

東京藝術大学は、「世界を変える創造の源泉」として、芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すため、2019 年度より企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト』を実施されています。この理念に賛同するサイバーエージェントと、2006年よりグローバルな投資育成事業を行うサイバーエージェント・キャピタルは両社が培ってきた知見や人材をはじめとしたアセットを活かし、同校と連携した新たな産学連携プロジェクトをスタートいたします。

本プロジェクトは、『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 』2025』と、「社会実装支援プログラム」の2つの取り組みで構成されています。

『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 2025』への参加と企画支援
東京藝術大学の企画公募事業『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト 2025』に参加し、「アート×エンターテインメント/AI」をテーマに企画を募集します。在学生、および2020年3月以降に卒業・修了した方を対象としており、企画が採択された方々(想定人数:6名)に対して、総額180万円の助成を行う予定です。採択された方は「社会実装支援プログラム」(下記)への参加をはじめ、期間中サイバーエージェントの社員がメンターとして定期的なカウンセリングを実施。豊富な事業経験から得られた知見を活かし、企画の社会実装および実現に向けた実践的なサポートを提供します。

※プログラムの詳細や応募方法については、公式サイトをご確認ください。
東京藝術大学 特設サイト https://www.geidai.ac.jp/news/20250321146881.html

「社会実装支援プログラム」
東京藝術大学の学生および卒業・修了生が、アートの才能やアイデアを社会と結びつける視点を学び、アートを通じた社会課題解決や社会実装に取り組むことを支援するプログラムです。約9ヶ月間のプログラムでは、サイバーエージェント・キャピタルとの連携のもと、社内外から事業開発経験者や経営者を講師に招いた講演を実施するほか、参加者の企画アイデアに対するビジネス観点でのアドバイスやブラッシュアップを行うワークショップ、ピッチイベント見学・体験などの提供を予定しています。

サイバーエージェントでは、本取り組みを通じて、東京藝術大学の学生らが持つアートの才能やアイデアを、アーティストとしての表現活動にとどまらず社会実装へと繋げられるよう支援するとともに、社会課題の解決に貢献することを目指します。さらにサイバーエージェント・キャピタルでは、その活動をビジネスとしても持続可能なものとし、将来的には東京藝術大学発のベンチャー企業の創出支援も視野にプロジェクトを推進してまいります。

東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2025について
『東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト2025』は、東京藝術大学の「芸術未来研究場」が主催する共同研究企画公募事業として実施されます。「芸術未来研究場」は、多様性を認め合える社会の実現に向け、「アートは人が生きる力である」という確信及び「人の心」への眼差しを根幹として、新たな価値の創造や社会的課題の解決に係る実験と実践を重ねることを通じ、人類と地球のあるべき姿を探究することを目的としています。

「社会実装支援プログラム」スケジュール(予定)



※プログラムやスケジュールは変更になる可能性がございます。

代表者コメント
■東京藝術大学長 日比野克彦氏
東京藝術大学は、2023年に「芸術未来研究場」を立ち上げ、「人が生きる力」であるアートを基軸に、異なる専門性や科学技術との融合によるイノベーション創出や、地域に根差した課題解決・社会実装を推進しています。
そのような中、今回の株式会社サイバーエージェントおよび株式会社サイバーエージェント・キャピタルとの産学連携により、アートとビジネスを掛け合わせることで、新たな価値交換に基づく「こころの産業」の創出に繋がることを期待しています。

■株式会社サイバーエージェント 執行役員 / クリエイティブ担当 佐藤洋介
クリエイティブの世界において、アートとビジネスはしばしば別の領域として語られます。しかし、私たちはアートが持つ創造性と、ビジネスが持つ構想力を掛け合わせることで、新たな価値が生まれると信じています。
今回の東京藝術大学との産学連携プロジェクトは、まさにその可能性を探求する挑戦です。アーティストの自由な発想や独自の視点は、社会の枠組みを揺さぶり、新しい文化やビジネスの形を生み出す力を秘めています。私たちサイバーエージェントは、インターネットを軸に多様な事業を展開してきた経験を活かし、東京藝術大学の学生や卒業生の皆さんのアイデアが「社会に届く形」にするためのサポートを行っていきたいと考えています。
アートが社会課題の解決につながる可能性や、新たな事業として自立する道を一緒に模索しながら、未来のクリエイティブのあり方を共に創造していければと思います。
私たちも、アーティストの皆さんから学び、刺激を受けることを心から楽しみにしています。

■株式会社サイバーエージェント 執行役員 / 株式会社サイバーエージェント・キャピタル 代表取締役社長 近藤裕文
東京藝術大学との産学連携プロジェクトは、アートの才能やアイデアを社会実装へと昇華させる画期的な取り組みです。
現代社会が直面する複雑な課題は、テクノロジーだけでは解決できません。今こそ、独創的な発想力と多様な視点を持つアーティストの力が不可欠で、藝大生の持つ独自の発想力や表現力は、社会や産業に新たな風を吹き込む無限の可能性を秘めています。
私たちサイバーエージェント・キャピタルは、創造性こそがイノベーションの源泉であり、社会課題解決の鍵だと確信しています。東京藝術大学から次世代のクリエイティブな起業家が一人でも多く誕生すべく、これまで投資育成活動で培った知見と経験を活かし、彼らの持つクリエイティブパワーが社会に還元される仕組みづくりを支援します。
日本のスタートアップエコシステムに、アート・芸術起点の新たな潮流を生み出すべく、東京藝術大学の皆様と共に挑戦できることを心から楽しみにしています。


サイバーエージェント・キャピタルについて
サイバーエージェント・キャピタル(CAC)は、「Change the world, from Asia. アジア発、世界へ」をミッションに、スタートアップのエコシステムを支援するベンチャーキャピタルです。2006年に設立、現在は日本(東京渋谷)、ベトナム(ホーチミン)、インドネシア(ジャカルタ)、タイ(バンコク)、アメリカ(サンフランシスコ)の5カ国で投資活動を行い、グローバル展開を目指すスタートアップを支援しています。
サイバーエージェントグループにおける数々のインターネット事業創出で得た知見や拡大経験をもとに、シード・アーリー期のネットビジネスを中心とした投資活動、成長支援を行っています。

【会社概要】
社名   株式会社サイバーエージェント・キャピタル
所在地  〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町40-1 Abema Towers
設立   2006年4月3日
代表者  代表取締役社長 近藤 裕文
公式HP  https://cyberagentcapital.com/
公式X   https://x.com/CyberAgentVC
配信元: PR TIMES

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