大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 37660 +460 (+1.23%)
TOPIX先物 2759.5 +30.5 (+1.11%)
シカゴ日経平均先物 37690 +490
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
17日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。朝方発表された2月の米小売売上高は前月比0.2%増と市場予想(0.6%増程度)を下回った。ただし、自動車を除いたベースでは0.3%増加した。個人消費の底堅さを映しているとして、景気敏感株を中心に買いが広がった。また、前日にベッセント財務長官が「調整は健全であり、正常である」と述べたほか、欧州系の資産運用会社の「強気相場で起きる調整は買いの好機となる傾向がある」との見方が伝わったことも買いに向かわせた。
NYダウ構成銘柄では、ナイキ
シカゴ日経平均先物(6月限)清算値は、大阪比490円高の3万7690円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比50円高の3万7250円で始まり、直後につけた3万7180円を安値にロング優勢となり、米国市場の取引開始時には3万7500円に乗せた。買い一巡後は3万7400円から3万7500円辺りで保ち合いを継続。中盤以降にレンジを上抜けると、終盤にかけて3万7770円まで上げ幅を広げる場面もみられ、3万7660円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。前日の取引でボリンジャーバンドの-1σ(3万6870円)を明確に上抜け、ナイトセッションで25日移動平均線(3万7770円)を捉えてきた。同線が心理的な抵抗線となることで強弱感が対立しやすい水準ではある。ただし、日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明を前にショートカバーが入りやすいだろう。まずは、買い一巡後に3万7500円辺りでの底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロング対応になりそうだ。
リバランスが中心とみられるが、25日線を捉えてくる局面ではカバーを強めてくることで、節目の3万8000円や200日線が位置する3万8200円辺りへのバイアスが加速する展開も意識しておきたい。そのため、オプション権利行使価格の3万7500円から3万8000円のレンジを想定する。
もっとも、経済協力開発機構(OECD)は、トランプ米大統領の関税政策の影響により、最新の世界経済見通しで、今年の成長率予想を3.1%(前回予想3.3%)、来年を3.0%(同3.3%)にそれぞれ引き下げた。国別の今年の成長率予想では、米国は2.2%(同2.4%)、日本を1.1%(同1.5%)に引き下げており、投資家心理を神経質にさせそうである。
17日の米VIX指数は20.51(14日は21.77)に低下した。一時20.32まで下げ、心理的な分かれ目となる20.00に接近してきた。同水準に位置する25日線が支持線として機能する可能性はあるものの、同線を下抜けてくるようだと、リスク選好からカバーの動きが一段と強まる可能性はあるだろう。
昨日のNT倍率は先物中心限月で13.63倍に低下した。朝方は13.73倍まで上昇したが、その後は低下傾向が続いた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引したが、一方で、三菱重工業<7011>[東証P]、川崎重工業<7012>[東証P]、IHI<7013>[東証P]など防衛関連株への物色が強まったことで、相対的にTOPIX型が優位になっていた。米国ではエヌビディアが下落したこともあり、NTショートに振れやすい状況が続きそうである。
株探ニュース
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