【本日の見通し】円高継続も、米雇用統計警戒
【本日の見通し】円高継続も、米雇用統計警戒
ドル円は海外市場で151.24までドル安円高となった。関税関連の警戒が一服しており、ドル高の勢いが抑えられている。一方、日銀の早期利上げ期待が、今週の一連の関係者発言や日本の賃金関連指標の強さから広がっており、ドル安円高の流れとなっている。
流れはまだ下方向で150円トライの可能性が十分にある。ただ、今日は米雇用統計が発表される。関連指標がまちまちである程度波乱含みなことに加え、今回は1月分で年次改定の影響が出てくる回にあたっている。
関連指標ではISM製造業がかなり強く、同非製造業は全体が弱かったものの、雇用は伸びている。ADPも強めとなっている。ただ、雇用動態調査(JOLTS)の求人件数がかなり弱く出ており、難しい判断。
また2023年4月から2024年3月にかけての年次改定は8月の暫定値で81.8万にとリーマンショックの影響が強かった2009年以来の大幅下方修正となった。これを受けた季節調整の変更、5年分の遡及改定と合わせ、今回の数字はかなり不安定なものとなる。直近では2022年、2023年と予想から30万人以上上振れ、昨年はそこまではいかなかったが17.3万人の上振れとなった。こうした状況を考えると、発表前の下押しには少し慎重になる可能性がある。
ユーロドルは対円でのユーロ売りもあってロンドン市場で1.0350近くを付けたが、その後買い戻しが入った。円高警戒で対円での売りが出やすい点には注意。
ユーロ円は157円00銭台まで一時売りが出て、その後も下方向を意識。この後も戻りでは売りが出そう。
MINKABUPRESS 山岡
ドル円は海外市場で151.24までドル安円高となった。関税関連の警戒が一服しており、ドル高の勢いが抑えられている。一方、日銀の早期利上げ期待が、今週の一連の関係者発言や日本の賃金関連指標の強さから広がっており、ドル安円高の流れとなっている。
流れはまだ下方向で150円トライの可能性が十分にある。ただ、今日は米雇用統計が発表される。関連指標がまちまちである程度波乱含みなことに加え、今回は1月分で年次改定の影響が出てくる回にあたっている。
関連指標ではISM製造業がかなり強く、同非製造業は全体が弱かったものの、雇用は伸びている。ADPも強めとなっている。ただ、雇用動態調査(JOLTS)の求人件数がかなり弱く出ており、難しい判断。
また2023年4月から2024年3月にかけての年次改定は8月の暫定値で81.8万にとリーマンショックの影響が強かった2009年以来の大幅下方修正となった。これを受けた季節調整の変更、5年分の遡及改定と合わせ、今回の数字はかなり不安定なものとなる。直近では2022年、2023年と予想から30万人以上上振れ、昨年はそこまではいかなかったが17.3万人の上振れとなった。こうした状況を考えると、発表前の下押しには少し慎重になる可能性がある。
ユーロドルは対円でのユーロ売りもあってロンドン市場で1.0350近くを付けたが、その後買い戻しが入った。円高警戒で対円での売りが出やすい点には注意。
ユーロ円は157円00銭台まで一時売りが出て、その後も下方向を意識。この後も戻りでは売りが出そう。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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