午後:債券サマリー 先物は反発、30年債入札結果は強め
6日の債券市場で、先物中心限月3月限は3営業日ぶりに反発。日銀の追加利上げ観測が強まったことから値を消す場面もあったが、30年債入札の強めの結果を手掛かりに切り返した。
5日に発表された米1月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受け、同日の米長期金利が一時4.40%と昨年12月中旬以来の低水準をつけたことが国内債の追い風となった。ただ、厚生労働省が前日に発表した経済指標で賃金の伸びが示されたことなどを背景に、日銀の追加利上げ観測がくすぶっていることが重荷。日銀の田村直樹審議委員が講演で「政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」との見解を示したことが伝えられると、先物は一時140円36銭とマイナス圏に沈んだ。とはいえ、この日に財務省が実施した30年債入札が強めの結果と受け止められたことをきっかけに再び買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は7銭と前回(1月9日)の2銭から拡大したものの、応札倍率が3.74倍と前回の3.72倍と若干上回ったことが安心感につながり、先物は午後2時40分すぎに140円53銭まで上伸する場面があった。
先物3月限の終値は、前日比14銭高の140円51銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.025%低下の1.260%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
5日に発表された米1月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受け、同日の米長期金利が一時4.40%と昨年12月中旬以来の低水準をつけたことが国内債の追い風となった。ただ、厚生労働省が前日に発表した経済指標で賃金の伸びが示されたことなどを背景に、日銀の追加利上げ観測がくすぶっていることが重荷。日銀の田村直樹審議委員が講演で「政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」との見解を示したことが伝えられると、先物は一時140円36銭とマイナス圏に沈んだ。とはいえ、この日に財務省が実施した30年債入札が強めの結果と受け止められたことをきっかけに再び買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は7銭と前回(1月9日)の2銭から拡大したものの、応札倍率が3.74倍と前回の3.72倍と若干上回ったことが安心感につながり、先物は午後2時40分すぎに140円53銭まで上伸する場面があった。
先物3月限の終値は、前日比14銭高の140円51銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.025%低下の1.260%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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