午後:債券サマリー 先物は大幅反落、長期金利1.175%と13年半ぶり水準に上昇
8日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅反落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(金利が上昇)した流れを引き継いだ。日銀がこの日、実施した定例の国債買い入れオペの結果が、総じて債券保有ニーズの乏しさを裏付けるものとなり、押し目買いを入れる姿勢も限られた。
12月の米ISM非製造業景況感指数が前月比で上昇し、価格指数が高水準となった。金融市場ではインフレ環境の長期化で米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りにくくなるとの見方が広がった。更に、米国の10年債入札が低調な結果となったことを受け、米長期金利は一時4.69%まで上昇した。日銀が8日実施した定例の国債買い入れオペは4本で、このうち長期ゾーンとなる「残存期間5年超10年以下」と、超長期ゾーンの「同10年超25年以下」の結果については弱めと受け止められた。需給安心感を投資家にもたらすには至らず、午後に入り先物は再び売り直される場面があった。
先物3月限は前営業日比37銭安の141円23銭で取引を終えた。きょうから第377回債が新発10年債となる。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント高い1.175%に上昇。2011年7月以来、約13年半ぶりの高水準となった。
出所:MINKABU PRESS
12月の米ISM非製造業景況感指数が前月比で上昇し、価格指数が高水準となった。金融市場ではインフレ環境の長期化で米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りにくくなるとの見方が広がった。更に、米国の10年債入札が低調な結果となったことを受け、米長期金利は一時4.69%まで上昇した。日銀が8日実施した定例の国債買い入れオペは4本で、このうち長期ゾーンとなる「残存期間5年超10年以下」と、超長期ゾーンの「同10年超25年以下」の結果については弱めと受け止められた。需給安心感を投資家にもたらすには至らず、午後に入り先物は再び売り直される場面があった。
先物3月限は前営業日比37銭安の141円23銭で取引を終えた。きょうから第377回債が新発10年債となる。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント高い1.175%に上昇。2011年7月以来、約13年半ぶりの高水準となった。
出所:MINKABU PRESS
最新人気記事
-
「半導体製造装置」が15位、AI用半導体特需が改めて脚光浴びる<注... 01/07 12:20
-
「量子コンピューター」が首位、グーグル新型チップ発表を受けた物色続... 01/08 12:20
-
明日の株式相場に向けて=“急騰予備軍”目白押しの半導体セクター 01/08 17:30
-
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位にキオクシア 01/08 12:47
-
明日の株式相場に向けて=「半導体製造装置祭り」が映す潮流の変化 01/07 17:30
「#長期金利」 の最新ニュース
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 07:10
-
今日 07:10
-
今日 07:10
-
今日 06:55