注目の植田総裁講演会を受けてやや円安=東京為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/12/25 15:41
注目の植田総裁講演会を受けてやや円安=東京為替概況
  
 クリスマスということで、今日は日本、中国を除いてほとんどの市場が休場。
ドル円は朝から取引がかなり閑散となり、模様眺めムードが広がった。
そうした中、ドル円は157円台前半での推移、午前中に157円30銭超えまで買いが入る場面も、すぐに売りが出る展開で、注目された植田日銀総裁による経団連での講演を前に156円99銭を付ける場面も見られた。
 植田日銀総裁の講演では、先週の日銀会合後の会見で見られたハト派姿勢がどこまで継続されるかが注目された。前回の会見を受けてドル円ではドル高円安が進んだ。この動きもあって、総裁がある程度ハト派姿勢を抑える発言をしてくると、円買いになる可能性が意識された。
   
 結果的には先週の会見での姿勢を踏襲するものとなった。国内経済の重要事項として春闘をあげ、海外経済ではトランプ次期政権の不透明感を示した。これにより、1月の利上げ見送りの見通しが強まり、円売りとなっている。
  
 ドル円は157円37銭まで上昇。その後は少し調整も157円20銭台までとしっかり。
  
 ユーロドルは1.0400を挟んでの推移。ユーロ円はドル円の上昇もあり、163円30銭台から163円70銭台を付けた。
  
MINKABUPRESS 山岡

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)