*09:40JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日ぶりに反落、好材料の出尽くし感が意識される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 124612.22 -1.13%
13日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1429.99ポイント安(-1.13%)の124612.22で引けた。日中の取引レンジは124,578.23-126,290.33となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げペースの減速観測が警戒され、売りは継続。また、予想以上の利上げも引き続き嫌気された。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。10月の経済活動指数の上昇率(前年同月比)は7.31%となり、前月の5.31%と予想の6.40%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 2485.20 -0.30%
13日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.43ポイント安(-0.30%)の2485.20となった。日中の取引レンジは2,466.73-2,487.42となった。
売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。利上げ観測が嫌気され、売りは継続。翌週20日に発表される予定となる政策金利は年21.00%から23.00%に引き上げられる見通しだ。また、インフレ率の加速なども足かせに。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 82133.12 +1.04%
13日のインドSENSEX指数は反発。前日比843.16ポイント高(+1.04%)の82133.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同219.60ポイント高(+0.89%)の24768.30で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで上げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の鈍化が利下げ期待を高めた。11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の6.21%から5.48%に鈍化し、予想の5.50%を下回った。また、経済指標の改善が指数をサポート。10月の鉱工業生産の増加率は前月の3.1%から3.5%に加速した。
【中国本土】上海総合指数 3391.88 -2.01%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比69.62ポイント安(-2.01%)の3391.88ポイントと4日ぶりに反落した。
好材料の出尽くし感が意識される流れ。中国で12日、翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が2日間の日程を終えて閉幕した。財政赤字比率の拡大で内需を刺激する方針などを決定したが、内容は想定の範囲内で、一部のエコノミストは、消費刺激の具体性に欠けると指摘している。中国指標の発表も気がかり。週明け16日に11月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、15日までに金融も予定されている。また、上海総合指数は前日まで、約1カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げていただけに、戻り待ちの売りも出た。
<CS>
13日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1429.99ポイント安(-1.13%)の124612.22で引けた。日中の取引レンジは124,578.23-126,290.33となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。米利下げペースの減速観測が警戒され、売りは継続。また、予想以上の利上げも引き続き嫌気された。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料。一方、経済指標の改善が指数をサポートした。10月の経済活動指数の上昇率(前年同月比)は7.31%となり、前月の5.31%と予想の6.40%を上回った。
【ロシア】MOEX指数 2485.20 -0.30%
13日のロシア株式市場は4日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比7.43ポイント安(-0.30%)の2485.20となった。日中の取引レンジは2,466.73-2,487.42となった。
売りが先行した後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。利上げ観測が嫌気され、売りは継続。翌週20日に発表される予定となる政策金利は年21.00%から23.00%に引き上げられる見通しだ。また、インフレ率の加速なども足かせに。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。
【インド】SENSEX指数 82133.12 +1.04%
13日のインドSENSEX指数は反発。前日比843.16ポイント高(+1.04%)の82133.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同219.60ポイント高(+0.89%)の24768.30で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで上げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の鈍化が利下げ期待を高めた。11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前月の6.21%から5.48%に鈍化し、予想の5.50%を下回った。また、経済指標の改善が指数をサポート。10月の鉱工業生産の増加率は前月の3.1%から3.5%に加速した。
【中国本土】上海総合指数 3391.88 -2.01%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比69.62ポイント安(-2.01%)の3391.88ポイントと4日ぶりに反落した。
好材料の出尽くし感が意識される流れ。中国で12日、翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が2日間の日程を終えて閉幕した。財政赤字比率の拡大で内需を刺激する方針などを決定したが、内容は想定の範囲内で、一部のエコノミストは、消費刺激の具体性に欠けると指摘している。中国指標の発表も気がかり。週明け16日に11月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、15日までに金融も予定されている。また、上海総合指数は前日まで、約1カ月ぶりの高値水準を連日で切り上げていただけに、戻り待ちの売りも出た。
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