駒井ハルテク、今期経常を14％下方修正

　駒井ハルテック <5915> [東証Ｐ] が11月13日後場(15:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比66.5％減の0.6億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5.8億円→5億円(前期は13億円)に13.8％下方修正し、減益率が55.6％減→61.7％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3.7億円→14億円(前期は6.2億円)に3.8倍上方修正し、一転して2.2倍増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比60.9％減の4.4億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比78.1％減の1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.6％→0.8％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　1）個別業績売上高につきましては、前回予想通りで推移すると見込んでおります。営業利益、経常利益につきましては、労務費の上昇や鋼材価格を始めとする原材料が高い水準で推移しており、工事原価が先行して発生していることなどにより前回予想を下回る見込みであります。当期純利益につきましては、投資有価証券の売却益を特別利益に計上することなどにより前回予想を上回る見込みであります。2）連結業績個別業績予想の修正に加え、一部子会社において工程のズレによる工事進捗悪化及び収益悪化が見込まれることなどにより売上高、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みであり、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みであります。（注）上記業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したもので、今後様々な要因によって予想と異なる結果となる可能性があります。