◆ 「トランプ・トレード」は継続… - “155円手前”へ
「トランプ新政権の人事」を巡って、昨日も「トランプ・トレード」は継続しました。
特に前日の「ライトハイザー氏を通商代表部に」に続き、対中強硬派とされる「ルビオ上院議員を国務長官に」と報じられたことが、“人民元売り→ドル買い”を誘いました。
この影響にて米10年債利回りは“4.44%”へと上昇し、ユーロドルは“2023年11月2日以来水準(10.5945ドル)”へと下落しました。
そしてドル円は“米大統領選時高値(7日:154.704円)”を上回ると、“155円手前(高値は154.920円)”まで上値を伸ばすに至っています。
◆ 突破すれば“もう一段”が既定路線となるが・・・?
「トランプ・トレード」は想定以上に“ドル買い安心感”をもたらしていますので、“心理的な節目(115円ライン)”あるいは“7/30高値(155.214円)”はすでに射程圏に入ったといえるかもしれません。
そして上回ると、さらに“7/24高値(155.988円)”へ駆け上がらないとも限らない点には注意が必要といえます。
◆ ただ“見極めたい”との思惑も台頭しやすい・・・!?
ただ本日は、注目の「米CPI」が予定されています。
事前予想は“7ヶ月ぶりに伸び拡大(前年比+2.6%)”と見られる中、食品・エネルギーを除くコアは“前月並み(同3.3%)”が想定されています。
これらを上回ると“米早期利下げ観測後退→金利選好→ドル買い”につながる可能性がある反面、届かないと“利益確定売り”に意識が傾きかねない分水嶺…。
「トランプ・トレード」に伴う“ドル買い安心感”は想定以上であり、思惑は“さらなる上方向”とも見られますが、“高値圏”であるという点は否めません。
「いつ利益確定売りに押されてもおかしくない」という認識は、引き続き持っておきたいところです。
そしてそれが仮に持ち込まれた際には、“応分以上の値幅”を伴う可能性についても…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.000(大台)
156.747(ピボットハイブレイクアウト)
155.988(7/24高値、大台)
上値5:155.834(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:155.484(+2σ)
上値3:155.214(7/30高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:155.000(大台)
上値1:154.920(11/12高値)
前営業日終値:154.641
下値1:154.264(11/8~11/12の23.6%押し)
下値2:154.000(大台、+1σ)
下値3:153.858(11/8~11/12の38.2%押し)
下値4:153.727(ピボット1stサポート)
下値5:153.530(11/8~11/12の50%押し)
153.410(11/12安値)
153.201(11/8~11/12の61.8%押し)
153.107(日足・一目均衡表転換線)
153.000(大台)
152.860(週足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:40》
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