◆ 一転“巻き戻し”… - 一時“151円後半”へ…
“巻き戻し”先行…。
昨日の「日銀会合」では、想定通り“据え置き”となりました。
ただ植田日銀総裁はこれまで使用していた『時間的な余裕有』との表現を、“実質封印(削除)”しました。
これが「日銀12月利上げ」の可能性を誘い、“円買い戻し”が進行しました。
さらに昨日発表の「PCEコア・デフレータ」では“インフレ圧力鈍化”が改めて示唆されたことで、“ドル売り戻し”も進行しています。
こうして“リスク回避ムード”も漂う中、「月末要因」も加わったことで、ドル円は“151.831円”へと値を落とすに至っています。
◆ テクニカル的には“もう一段の下値模索”も…?
“上の面合わせ(7/31高値:153.892円)”を突破せず、“下の面合わせ(10/29安値:152.755円)”を割り込んだことで、テクニカル的には“もう一段”を想定せざるを得ないところです。
さらに「日米3連休」を控えていることを踏まえれば、“なおさら”ともいえるところです。
ただ本日は注目の「米雇用統計」を控えているだけに、その結果に準拠せざるを得ない…?
◆ ただ“結果次第”である点は変わらない…? - 米雇用統計
事前予想は「非農業部門雇用者数(+11.3万人)」が“前月から半減”、「失業率(4.1%)」「平均時給(前年比+4.0%)」は“前月並み”が見込まれています。
まずはここからの“乖離具合”が注目ということになりますが、今回は「ハリケーン&ストライキ」といった特殊要因が絡んできます。
一時的な要因は“深刻視されない”との見方がある反面、“センチメント悪化は避けられない”との見方も存在するなど、割れているのが実状といえます。
そうなるとどこまで反応するかは“未知数”といわざるを得ない反面、“大きく動意づく(乱高下)”という可能性はゼロではないことに・・・。
米雇用統計を終えると、いよいよ次のテーマは「米大統領選」ということになります。
そして「トランプ氏優勢(いわゆるトランプトレード)」との見方が健在である以上、“下値を支える”という可能性は十分といえます。
このため基本的には“下値は堅い”とは考えますが、あくまで“結果次第”という点はしっかりと認識しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
155.214(7/30高値)
155.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
154.244(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
154.000(大台)
153.892(7/31高値、10/28-29高値)
153.632(10/31高値)
153.144(ピボット1stレジスタンス)
153.094(10/28~10/31の61.8%戻し)
上値5:153.000(大台)
上値4:152.853(10/28~10/31の50%戻し)
上値3:152.612(10/28~10/31の38.2%戻し)
上値2:152.443(+1σ)
上値1:152.184(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:152.000(大台)
下値1:151.831(10/31安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:151.545(200日移動平均線)
下値3:151.457(10/25安値)
下値4:151.381(10/8~10/28の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値5:150.986(10/23安値、大台)
150.740(20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
150.611(10/8~10/28の50%押し)
150.493(10/22安値、100日移動平均線)
150.000(大台)
149.840(10/8~10/28の61.8%押し)
《10:55》
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