◆ “テクニカルの節目”を次々と突破… - “151円後半”へ
「トランプトレード」は継続…。
また昨日公表の「IMF世界経済見通し」では、米国の経済成長率が“上方修正(2.6%→2.8%)”されたのに対して、日本の経済成長率は“下方修正(0.7%→0.3%)”されました。
このため「米ソフトランディング期待」はさらに高まる格好となり、米10年債利回りは“さらに上昇(→4.21%)”しています。
そしてこの影響にてドルは、対ユーロで“8/2以来(1.07926ドル)”、対円では“7/31以来(151.196円)”へと駆け上がり、本日に入って対円で“200日移動平均線(本日は151.376円)”を上回るに至っています。
◆ ただ「円売りけん制」のトーンがもう一段上がる可能性が…?
昨日記した“テクニカルの節目”を次々と突破したことを考えると、「往きつくところまで…」との思惑が台頭しないとも限らない点のは事実です。
ただこうなると“週足・一目均衡表先行スパン上限(同151.780円)/7/25安値(151.955円)”まで上値余地が広がる格好となり、さらに突破すると“7/31高値(153.892円)”まで広げざるを得なくなります。
衆院選を控える中、「インフレ高騰阻止」を各党が訴える中では、政府・日銀も「円売りけん制」のトーンをもう一段上げる可能性は否めなくなってきます。
また本日の東京株式市場は、「東京メトロ新規上場」一色に染まっている印象があります。
このため日経平均等を含めた“マクロ”は蚊帳の外に置かれがちとなるだけに、場合によっては“軟調→リスク許容度低下→利益確定売り”となる可能性も否めなくなってきます。
もちろん“完全に上抜けた”格好となるだけに、“流れに逆らう”格好であるのは事実です。
このため“頭打ちの有無”をしっかりと確認しながらにはなりますが、それでも“一旦の利益確定売り”には十分に想定しておきたい局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
154.000(大台)
153.892(7/31高値)
153.272(+2σ)
153.000(大台)
上値5:152.067(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:151.780(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:151.631(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:151.378(200日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.196(10/22高値)
前営業日終値:151.096
下値1:151.000(大台)
下値2:150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値3:150.691(日足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ、100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:150.493(10/22安値)
下値5:150.373(20週移動平均線)
150.295(10/15~10/22の38.2%押し、10/8~10/22の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
150.203(50週移動平均線)
150.017(10/15~10/22の50%押し、大台)
149.940(日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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