*08:02JST 9日の米国市場ダイジェスト:NYダウは431ドル高、FRBの利下げ継続期待
■NY株式:NYダウは431ドル高、FRBの利下げ継続期待
米国株式市場は続伸。ダウ平均は431.63ドル高の42,512.00ドル、ナスダックは108.70ポイント高の18,291.62で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。しかし、押し目からは、中国政府の景気底入れを目指した財政強化策が世界経済や企業の売上回復を支援するとの期待に買われ、相場は上昇に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)で全参加者が利下げ継続で合意したことが明らかになり、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では、不動産管理・開発、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、公益事業が下落。
ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)やロウズ(LOW)、クルーズ船運営のノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)はアナリストの投資判断引き上げでそれぞれ上昇。製薬会社のファイザー(PFE)はブーラ最高経営責任者(CEO)が同社の事業向上を迫っている物言う投資家のスターボード・バリューの主要幹部と会談する計画が報じられ、上昇した。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は司法省がグーグルのインターネット検索が独占に当たるとの裁判所の判決を受け、同社にブラウザ「クローム」や基本ソフト(OS)「アンドロイド」など一部事業分割を命じるよう裁判所に求める可能性があることが明らかになり、下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)は同社の最大労組との交渉決裂でストが長引く可能性が強まり、さらに、格付け会社S&Pグローバルが同社の格付けを引き下げ方向のクレジット・ウオッチに指定し投機級水準に転落する可能性を警告し、下落。エンターテインメントのディズニー(DIS)は大型ハリケーン「ミルトン」に備えテーマパーク休園を発表、減益が懸念され、売られた。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は20.71まで低下した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米9月FOMC大幅利下げで委員の見解相違、長期金利上昇でドル続伸
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円65銭から149円36銭まで上昇し、149円35銭で引けた。米ダラス連銀のローガン総裁がインフレリスクの存続で、段階的な利下げ軌道が必要との見解を示したほか、10年債入札が冴えず長期金利上昇に連れドル買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録ではメンバーが利下げ軌道を維持することで合意も幅を巡り見解が相違したことが明らかになりドルは高止まりとなった。
ユーロ・ドルは1.0960ドルから1.0936ドルまで下落し、1.0937ドルで引けた。ドイツが今年の国内総生産(GDP)見通しをマイナス成長に引き下げ欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、162円89銭から163円46銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3090ドルから1.3060ドルまで下落。ドル・スイスは0.8575フランから0.8610フランまで上昇した。
■NY原油:小幅続落で73.24ドル、一時71.53ドルまで値下がり
NY原油先物11月限は小幅続落(NYMEX原油11月限終値:73.24 ↓0.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.33ドル(-0.45%)の73.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは71.53ドル-74.45ドル。ロンドン市場の前半にかけて74.45ドルまで買われたが、その後はじり安となり、米国市場の前半にかけて一時71.53ドルまで値下がり。供給不安は緩和されつつあるあめ、ポジション調整的な売りが増えた。ただ、通常取引終了後の時間外取引では73.58ドルまで戻しており、主に73ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.19ドル +0.26ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 109.04ドル +1.55ドル(+1.44%)
ゴールドマン・サックス(GS)505.18ドル +8.61ドル(+1.73%)
インテル(INTC) 23.46ドル +0.14ドル(+0.60%)
アップル(AAPL) 229.54ドル +3.77ドル(+1.66%)
アルファベット(GOOG) 163.06ドル -2.64ドル(-1.59%)
メタ(META) 590.51ドル -2.38ドル(-0.40%)
キャタピラー(CAT) 396.19ドル +8.23ドル(+2.12%)
アルコア(AA) 38.44ドル +0.71ドル(+1.88%)
ウォルマート(WMT) 80.40ドル +0.69ドル(+0.86%) <ST>
米国株式市場は続伸。ダウ平均は431.63ドル高の42,512.00ドル、ナスダックは108.70ポイント高の18,291.62で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。しかし、押し目からは、中国政府の景気底入れを目指した財政強化策が世界経済や企業の売上回復を支援するとの期待に買われ、相場は上昇に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)で全参加者が利下げ継続で合意したことが明らかになり、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では、不動産管理・開発、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、公益事業が下落。
ホームセンター運営のホーム・デポ(HD)やロウズ(LOW)、クルーズ船運営のノルウェージャン・クルーズライン(NCLH)はアナリストの投資判断引き上げでそれぞれ上昇。製薬会社のファイザー(PFE)はブーラ最高経営責任者(CEO)が同社の事業向上を迫っている物言う投資家のスターボード・バリューの主要幹部と会談する計画が報じられ、上昇した。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は司法省がグーグルのインターネット検索が独占に当たるとの裁判所の判決を受け、同社にブラウザ「クローム」や基本ソフト(OS)「アンドロイド」など一部事業分割を命じるよう裁判所に求める可能性があることが明らかになり、下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)は同社の最大労組との交渉決裂でストが長引く可能性が強まり、さらに、格付け会社S&Pグローバルが同社の格付けを引き下げ方向のクレジット・ウオッチに指定し投機級水準に転落する可能性を警告し、下落。エンターテインメントのディズニー(DIS)は大型ハリケーン「ミルトン」に備えテーマパーク休園を発表、減益が懸念され、売られた。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は20.71まで低下した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米9月FOMC大幅利下げで委員の見解相違、長期金利上昇でドル続伸
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円65銭から149円36銭まで上昇し、149円35銭で引けた。米ダラス連銀のローガン総裁がインフレリスクの存続で、段階的な利下げ軌道が必要との見解を示したほか、10年債入札が冴えず長期金利上昇に連れドル買いが優勢となった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録ではメンバーが利下げ軌道を維持することで合意も幅を巡り見解が相違したことが明らかになりドルは高止まりとなった。
ユーロ・ドルは1.0960ドルから1.0936ドルまで下落し、1.0937ドルで引けた。ドイツが今年の国内総生産(GDP)見通しをマイナス成長に引き下げ欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込むユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、162円89銭から163円46銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3090ドルから1.3060ドルまで下落。ドル・スイスは0.8575フランから0.8610フランまで上昇した。
■NY原油:小幅続落で73.24ドル、一時71.53ドルまで値下がり
NY原油先物11月限は小幅続落(NYMEX原油11月限終値:73.24 ↓0.33)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.33ドル(-0.45%)の73.24ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは71.53ドル-74.45ドル。ロンドン市場の前半にかけて74.45ドルまで買われたが、その後はじり安となり、米国市場の前半にかけて一時71.53ドルまで値下がり。供給不安は緩和されつつあるあめ、ポジション調整的な売りが増えた。ただ、通常取引終了後の時間外取引では73.58ドルまで戻しており、主に73ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 40.19ドル +0.26ドル(+0.65%)
モルガン・スタンレー(MS) 109.04ドル +1.55ドル(+1.44%)
ゴールドマン・サックス(GS)505.18ドル +8.61ドル(+1.73%)
インテル(INTC) 23.46ドル +0.14ドル(+0.60%)
アップル(AAPL) 229.54ドル +3.77ドル(+1.66%)
アルファベット(GOOG) 163.06ドル -2.64ドル(-1.59%)
メタ(META) 590.51ドル -2.38ドル(-0.40%)
キャタピラー(CAT) 396.19ドル +8.23ドル(+2.12%)
アルコア(AA) 38.44ドル +0.71ドル(+1.88%)
ウォルマート(WMT) 80.40ドル +0.69ドル(+0.86%) <ST>
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