明日の為替相場見通し=ドルは底堅い展開か
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退していることからドルは底堅く推移しそうだ。予想レンジは1ドル=142円20銭~143円50銭。
11日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギーと食品を除くコア指数の前月比の上昇率が0.3%と前月の0.2%から加速した。日本時間今晩に発表される8月の米卸売物価指数(PPI)でもインフレ圧力の根強さが示されれば、17~18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.5%ではなく0.25%になるとの見方が一段と強まるだろう。また、今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で大方の予想通り利下げが決まれば、ユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いに波及する可能性もある。ただ、この日の東京市場では日銀の田村直樹審議委員が講演で「金融市場の動向にも十分に配意しつつ、経済・物価の反応を確認しながら、適時かつ段階的に利上げしていく必要がある」と述べたことをきっかけに円が買われる場面があり、日銀の追加利上げの思惑がくすぶっていることがドル円相場の重荷となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
11日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギーと食品を除くコア指数の前月比の上昇率が0.3%と前月の0.2%から加速した。日本時間今晩に発表される8月の米卸売物価指数(PPI)でもインフレ圧力の根強さが示されれば、17~18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅が0.5%ではなく0.25%になるとの見方が一段と強まるだろう。また、今晩に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で大方の予想通り利下げが決まれば、ユーロ売り・ドル買いが対円でのドル買いに波及する可能性もある。ただ、この日の東京市場では日銀の田村直樹審議委員が講演で「金融市場の動向にも十分に配意しつつ、経済・物価の反応を確認しながら、適時かつ段階的に利上げしていく必要がある」と述べたことをきっかけに円が買われる場面があり、日銀の追加利上げの思惑がくすぶっていることがドル円相場の重荷となりそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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