◆ 上を下への“乱高下” - “マチマチ”の米雇用統計
注目の米雇用統計は、ザックリいうと“マチマチ(強弱混在)”という結果でした。
非農業部門雇用者数は“予想に届かず(+14.2万人)”となり、前月・前々月もそれぞれ“下方修正(△2.5万人/△6.1万人)”が加わりました。
一方で失業率は“改善(4.2%)”し、平均時給も“伸び拡大(+0.4%/+3.8%)”が示されました。
こうして後者に反応した発表直後は“144.020円”へ、その後は“141.990円”へと押し下げられ、再び“143円台”へ押し戻されたのはこのためです。
もっとも『大幅/連続利下げの可能性はオープン』とのウォラーFRB理事発言から“141.753円”へと再び押し下げられるなど、“上値の重さ”を引きずったままというのが実状といえます。
◆ “神経質な揺れ動き”はまだ続きそうだが…?
「日経平均急落」を踏まえれば、“リスク回避→円買い”は本日も想定せざるを得ないといったところといえます。
ただしリスク回避姿勢は“ドル買い”にも機能し得る中、前記した昨日安値は“8/5安値(141.688円)”の手前で下げ止まっています。
特に短期金融市場を見た「9月0.50%利下げ」に関しては、“低下(→31%)”しているというのが実状となります。
もちろん「年内利下げ幅」に広げて見ると“拡大(計1.25%)”していることから一概にはいえませんが、少なくとも金利選好の面では“下値の堅さ”が意識されてもおかしくないところ…?
まだまだ“方向感定まらず”を維持しているだけに“神経質な揺れ動き”と見ざるを得ませんが、少なくとも“一方通行的な下値模索”は抑制されると見たいところです。
場合によっては“巻き戻し(自律反発)”を期待しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
145.117(9/3~9/6の61.8%戻し)
145.000(大台)
144.589(月足・一目均衡表基準線、、100週移動平均線)
144.475(9/3~9/6の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
144.235(9/5高値)
144.020(9/6高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
143.832(9/3~9/6の38.2%戻し)
上値5:143.688(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値4:143.154(9/6高値後の61.8%戻し)
上値3:143.000(大台、9/3~9/6の23.6%戻し)
上値2:142.887(9/6高値後の50%戻し)
上値1:142.619(9/6高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:142.278
下値1:142.000(大台)
下値2:141.908(-2σ)
下値3:141.753(9/6安値)
下値4:141.688(8/5安値)
下値5:141.353(ピボット1stサポート)
141.000(大台)
140.790(1/2安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
140.420(ピボット2ndサポート)
140.245(23/12/28安値)
《10:50》
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