◆ 想定通りの“上振れ”で… - “146円台”に上昇
FRBが重要視する「PCEコア・デフレータ」は、“好内容(+2.6%)”となりました。
これに前日発表の「米GDP(+3.0%)」「新規失業保険申請件数(前週比-0.2万件の23.1万件)」まで加わる格好となり、「米ソフトランディング期待」が台頭しています。
この影響から米10年債利回りは“上昇(→3.92%)”、NYダウも“史上最高値更新(+228ドル)”をさらに見せる中で、ドル円は“146.247円”へと駆け上がり、週明けの本日には“さらに上昇(→146.598円)”しています。
ただし「米国市場休場(レーバーデー)」ということもあって新規のポジション構築は手控えられやすく、本稿執筆時は“上値の重さ”が意識されています。
◆ ただ本日は“動きづらい”…? - 米国市場休場
それでも短期金融市場を見た「米9月0.50%利下げ」の確率は、“低下(33%)”こそしているものの“わずか(前週比△3%)”というのが実状となります。
それでいて冒頭で記した「米ソフトランディング期待」は、“もう一段の巻き戻し”を促すには十分な材料ともいえます。
材料のない本日に関しては、基本的には“動きづらい”と見るのが自然です。
ただ週末の「米雇用統計」に向けて主要な米経済指標が目白押しとなる中、期待が剥落するほどの“ネガティブ”が示されれば話は別ですが、それが示されるまでは…?
本日に関しては“動きづらい”が基本と考えますが、期待そのものは“継続しやすい”、つまり“下値は堅い”と見るのがやはり妥当と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.107(8/15~8/26の61.8%戻し)
上値5:147.000(大台)
上値4:146.906(8/21高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:146.752(ピボット1stレジスタンス)
上値2:146.514(8/22-23高値)
上値1:146.408(8/15~8/26の50%戻し)
前営業日終値:146.205
下値1:146.086(20日移動平均線)
下値2:146.000(大台)
下値3:145.809(20月移動平均線)
下値4:145.585(8/26~8/30の23.6%押し)
下値5:145.176(8/26~8/30の38.2%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
145.000(大台)
《10:45》
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