教育DXと教育データの見える化を実現する「ヨリソル」、生成AIを活用した新機能の提供を開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/08/01 12:47
さらなる業務効率化と、教育データの利活用を促進




株式会社プラスアルファ・コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:三室 克哉、 証券コード:4071)は、教職員の負担軽減と本質的な教育データ利活用・教育DXの実現を支援するため、新たに「ヨリソル」に生成AIを活用した生徒の紹介文の自動生成機能および教育ダッシュボードから読み取れる解説文の自動生成機能の提供を開始したことをお知らせいたします。

■生成AIを実装する背景
教員の労働時間は10年前と比較して大幅に増加し、特に小中学校の教員は時間外の長時間労働が常態化しています。
こうした状況の改善のため、ヨリソルでは、教員が子供たちと向き合うための時間や、授業の質を高めるための時間を確保できるよう業務効率化を推進してまいりました。
今後は業務効率化のさらなる推進とともに、教育の質を向上させるためのデータの活用が求められているなかで、弊社は、生成AIをはじめとした先進技術を活用し、教育現場の課題解決に寄り添っていくことを目指しております。

■新機能1. 一元管理された各種教育データから生徒の特徴を抽出し、紹介文を自動生成
ヨリソルでは、所属組織などの基本的な生徒情報だけではなく、学習歴情報やコンピテンシー、性格診断テストの結果など、さまざまな教育データの一元管理・活用が可能です。
各生徒の成績やコンピテンシー、性格などの蓄積したデータを生成AIに読み込ませ、自動的に紹介文を生成することで生徒一人ひとりの特徴を一目で確認することができるようになりました。



紹介文の生成に活用するデータは管理者側で任意に指定でき、例えば「所属情報と成績情報は活用するが、性格診断テスト情報は活用しない」といった個別の制御が可能なため、ユーザ校は安心してご利用いただくことが可能です。
また、生成の際に指定したデータ(例えば、所属情報や成績情報など)が更新されるたびに、最新の情報を反映した紹介文をリアルタイムに自動生成し表示することができます。
(※この機能では、Azure OpenAI Serviceを利用しています。Azure OpenAI Serviceの利用規約により、扱うデータは学習等外部で使用されることはありません。)



<紹介文を生成するために使用する教育データの例>
・学年、クラス、委員会など、現在の所属情報
・これまでの学習歴など、学歴情報
・コンピテンシーや成績情報
・性格診断の情報
・独自に収集した、趣味や得意なこと、将来の夢など人柄を表現する情報 など。

この新機能は、生徒の紹介文生成を可能とするため、1つ1つのデータを確認しに行く手間を省くことはもちろん、調査票や所見欄の作成に応用することで、コメント入力の業務効率化が可能となります。また、紹介文をもとにした学習アドバイスの提示も可能なため、生徒理解の深化だけでなく、個別最適な学びの提供に繋げることができます。

■新機能2. 教育ダッシュボードから読み取れる解説文を自動生成
ヨリソルのダッシュボード機能では、蓄積した生徒情報や成績情報、コンピテンシー評価、性格診断テストの結果などのさまざまな教育データから、生徒の構成や成績分析、非認知能力の可視化、退学率の推移などあらゆる分析が可能です。
今回、これらのダッシュボードに設定した各種分析結果を、独自のプロンプトを通して生成AIに読み取らせることで、分析結果の概要や解説を自動生成し、ダッシュボードに表示することが可能になりました。



生成された解説文は、掲載前に分析者があらかじめ手を加えブラッシュアップしてダッシュボード登録することも可能となります。

生成AIに指示するプロンプト内容は以下の通りです。
・グラフの軸の説明
・グラフのデータソースの概要
・どのような内容を何文字程度で出力するか



分析結果だけでは、注目する箇所、解釈に時間がかかる場合があります。画面に従って生成AIへの指示内容を入力するだけで、簡単に解説文の自動生成が可能となり、解説文を添えることで、グラフから読み取れるポイントを瞬時に把握できます。
グラフを読み取る時間を効率化することで、「なぜそのような結果なのか」などの理由や原因を考察することに時間を割くことが可能となり、効率化した時間で本来の教育業務へのリソース有効活用やEBPM(Evidence-Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)の促進を実現します。
■生成AIを活用した機能開発への取り組みについて
プラスアルファ・コンサルティングは、AIや機械学習といった先進技術を取り扱う専門チームが、新しい技術の新機能への適用可能性を調査・研究開発を進めており、今回の新機能もその成果の1つとなります。
今後も継続的に、AIをはじめとした先進技術を組み込んだ新機能の企画開発を進め、さらなる業務効率化・業務改善の実現に向けた機能強化を進めてまいります。

<統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」について>
統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル(https://yorisoar.com/)」 は、教育データの見える化から志願者管理、成績、学習記録、出欠、LMS、授業評価アンケート、退学・不登校の予兆検出まで、教育機関に必要な機能をワンプラットフォームに集約することを目指しております。
散在する教育データをひとつにつなげ、あらゆる角度でのデータ分析・活用を実現します。

<株式会社プラスアルファ・コンサルティングについて>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(https://www.pa-consul.co.jp/) は『あらゆる情報から付加価値を生み出し続ける、見える化プラットフォーム企業』として、2006年の設立以来、顧客の声や顧客データ/購買データ、人事情報のようなビッグデータを「見える化」し気づきを与える力を持つ、「テキストマイニング」や「データマイニング」などの技術を核としたクラウドソリューション事業を行っています。様々な情報を「見える化」することで、お客様のビジネスに+α(プラスアルファ)の価値を創造するためのソフトウェアの開発・販売、コンサルティング、新規事業創出を行っています。
配信元: PR TIMES

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