宮城県仙台市が目指す「持続可能な資源循環都市の実現」に貢献!8月1日、廃棄物収集の効率化支援「WOOMS」を用いた実証をスタート

配信元:PR TIMES
投稿:2024/07/26 13:47
~将来の作業員不足という課題に対し、収集作業等の効率化を目指す取り組み~


ごみ収集時「WOOMS」の活用(イメージ)

 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:鈴木 滋)が提供する、廃棄物収集の効率化を通じて循環型社会の実現等に寄与する仕組み「WOOMS(ウームス)」は、今般、宮城県仙台市の「デジタル技術を活用した家庭ごみ収集ルートの最適化実証事業」に採択されました。2024年8月1日(木)から2025年2月28日(金)まで、同市若林区にて、家庭ごみ収集に関する収集状況データや車両走行データの取得・管理、収集体制の構築や収集ルートの変更等により総収集時間の短縮をはじめとした収集作業等の効率化を目指す実証実験を実施します。

 「WOOMS」とは、すべての人に身近な「ごみ」に関して、収集業務全般の効率化を通じて、廃棄物の資源化など環境負荷低減に加え、働き方改革に向けた取り組みのための余力創出に貢献する、神奈川県座間市をはじめ沿線内外において展開範囲を拡大しているシステムです。

 一般的には、焼却処理場を含む決められた収集ルートを、同一の収集車が複数回往復しながら収集することで対応しているところ、WOOMSを用いることで、近隣を走る別の車両の回収作業の進捗状況を把握しながら連携して対応することを可能にします。その結果、想定よりも収集量が少なかった車両が必要に応じて規定ルートを変更し、応援に駆け付けることで、その日のすべての収集を完了するために必要な時間と、すべての車両の走行距離の合計を短縮することができるほか、帳票作成などの事務作業も効率化します。

 なお、2020年度にWOOMSを導入いただいた神奈川県座間市での収集業務の効率化度合いを比較すると、各車両の平均積載量は約5%増加し、運搬回数は約19%減少しており、収集員の作業時間と走行によるCO2排出量を削減しています。同市では、この効率化により創出した余力で、従来可燃ごみ扱いしていた剪定枝を別途回収することでバイオマス燃料化することとし、ごみとして焼却する量の低減につなげています。(詳細データは、下記に記載しています)

WOOMSによるルート確認(イメージ)


 仙台市から当社が受託する「デジタル技術を活用した家庭ごみ収集ルートの最適化実証事業」の詳細は、下記のとおりです。



1.実証期間
  2024年8月1日(木)~2025年2月28日(金)

2.実施地域
  宮城県仙台市若林区

3.収集品目
  家庭ごみ

4.実証内容
  仙台市委託先収集事業者にWOOMSを活用いただくことで、以下の収集作業等の効率化や収集に付随する業務の自動化について検証します。
 ・収集状況データや収集車両の走行データの取得、管理
 ・ごみの量に応じた収集ルートの提案
 ・収集車間での連携・支援体制の構築
 ・収集ルート地図の電子化のほか、帳票作成における事務作業の効率化

5.お問い合わせ
  【WOOMS導入を検討いただく自治体・事業者の方向け】
  小田急電鉄株式会社 デジタル事業創造部 正木
  電話:080-9294-8108


<参考>神奈川県座間市のWOOMS導入前後における家庭ごみ収集状況の推移

※ WOOMSを活用した収集は、2021年1月に開始しています。
※ 座間市の人口:2020年度 132,261人、2023年度 131,875人
  (出典:座間市ホームページ いずれも3月1日時点)

以 上
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