北興化が大幅続落、上期営業減益を嫌気
北興化学工業<4992.T>が続落している。前週末5日の取引終了後、岡山県玉野市にフォトレジスト製品専用の新工場を建設すると発表したことで朝方は大幅反発して始まったものの、買い一巡後は同時に発表した第2四半期累計(23年12月~24年5月)連結決算が、営業利益が34億200万円(前年同期比8.0%減)と減益着地したことを嫌気した売りに押され大幅安となるなど荒い動きとなっている。
上期は、農薬事業やファインケミカル事業の電子材料分野が伸長し売上高は289億3800万円(同2.2%増)となったものの、人的資本投資費用や物流費が増加したこともあって減益を余儀なくされた。なお、24年11月期通期業績予想は、売上高460億円(前期比1.7%増)、営業利益41億2000万円(同6.7%減)の従来見通しを据え置いている。
一方、新工場「岡山工場合成第10工場」の建設は、電子材料分野の主力製品であるKrFレジスト用原料の生産能力を増強するとともに、半導体産業が求める高品質な製品を供給するのが目的で、これにより既存工場(岡山工場合成第5工場)を加えたKrFレジスト用原料の生産能力は約2倍になり、岡山工場におけるファインケミカル事業の生産能力が約21%増強されることになる。着工は25年8月、竣工は26年12月を予定。なお、24年11月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS
上期は、農薬事業やファインケミカル事業の電子材料分野が伸長し売上高は289億3800万円(同2.2%増)となったものの、人的資本投資費用や物流費が増加したこともあって減益を余儀なくされた。なお、24年11月期通期業績予想は、売上高460億円(前期比1.7%増)、営業利益41億2000万円(同6.7%減)の従来見通しを据え置いている。
一方、新工場「岡山工場合成第10工場」の建設は、電子材料分野の主力製品であるKrFレジスト用原料の生産能力を増強するとともに、半導体産業が求める高品質な製品を供給するのが目的で、これにより既存工場(岡山工場合成第5工場)を加えたKrFレジスト用原料の生産能力は約2倍になり、岡山工場におけるファインケミカル事業の生産能力が約21%増強されることになる。着工は25年8月、竣工は26年12月を予定。なお、24年11月期業績への影響は軽微としている。
出所:MINKABU PRESS
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