*13:05JST いちご Research Memo(5):健全な財務基盤が強み。ホテルやオフィスの物件取得等により資産規模拡大
■いちご<2337>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
2024年2月期末の総資産残高は前期末比28,395百万円増の367,015百万円となった。流動資産は29,689百万円増であり、ホテルやオフィスの物件取得による販売用不動産が24,569百万円増加したことが主な要因である。固定資産は1,293百万円減であり、有形固定資産の減少が影響した。
負債合計は前期末比26,507百万円増の250,734百万円となった。そのうち流動負債は36,962百万円増であり、固定負債は10,454百万円減となった。不動産の取得等に伴う借入金の増加20,967百万円及び社債の増加1,865百万円が主な要因である。
経営指標では、流動比率(280.9%、200%以上が安全の目安)、固定長期適合率(67.3%、100%以下が安全の目安)など極めて安全性が高い。自己資本比率は28.5%だが、外部鑑定士が鑑定する鑑定評価額をベースとする不動産の含み益や同社に帰属しないリスクを控除した自己資本比率では43.6%とより高い数値になる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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2. 財務状況と経営指標
2024年2月期末の総資産残高は前期末比28,395百万円増の367,015百万円となった。流動資産は29,689百万円増であり、ホテルやオフィスの物件取得による販売用不動産が24,569百万円増加したことが主な要因である。固定資産は1,293百万円減であり、有形固定資産の減少が影響した。
負債合計は前期末比26,507百万円増の250,734百万円となった。そのうち流動負債は36,962百万円増であり、固定負債は10,454百万円減となった。不動産の取得等に伴う借入金の増加20,967百万円及び社債の増加1,865百万円が主な要因である。
経営指標では、流動比率(280.9%、200%以上が安全の目安)、固定長期適合率(67.3%、100%以下が安全の目安)など極めて安全性が高い。自己資本比率は28.5%だが、外部鑑定士が鑑定する鑑定評価額をベースとする不動産の含み益や同社に帰属しないリスクを控除した自己資本比率では43.6%とより高い数値になる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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