14日の株式相場見通し=頑強な値動きか、米ハイテク株堅調で強含み

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/14 08:01
 14日の東京株式市場は売り買い交錯のなか引き続き方向感のつかみにくい地合いとなり、日経平均株価は前日終値近辺で一進一退ながら頑強な値動きが予想される。前日の欧州株市場では高安まちまちもドイツ、フランス、英国など主要国の株価指数は総じて利益確定の売りに押された。また、米国株市場でもNYダウが9日ぶりに反落に転じた。この日の前日まで8日間で1700ドル近い上昇をみせていただけに、その反動が出た形だ。今週15日に発表が予定される4月の米消費者物価指数(CPI)を控え、持ち高調整の売りが上値を押さえた。ただ、ダウの下げ幅は100ドル未満にとどまり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は反発して引けている。インテル<INTC>やマイクロンテクノロジー<MU>など半導体主力株の一角が強い動きをみせ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も小幅ながら続伸した。東京市場ではここ日経平均株価の戻り足が鈍く、3万8000円台後半での戻り売り圧力に上値を押さえられる展開が続いている。上値抵抗ラインとなっている25日移動平均線を巡る攻防だが、下値に対しても底堅さが確認されており、きょうは強弱観対立のなかも日経平均は強含みで推移する可能性がありそうだ。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比81ドル33セント安の3万9431ドル51セントと9日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同47.369ポイント高の1万6388.238だった。

 日程面では、きょうは4月の企業物価指数、5年物国債の入札、3月の特定サービス産業動態統計、4月の工作機械受注額など。海外では4月の英失業率、5月の欧州経済研究センター(ZEW)独景気予測指数、4月の米生産者物価指数など。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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