イノベーショ、前期経常を52％下方修正

　イノベーション <3970> [東証Ｇ] が5月9日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の8億4900万円→4億0400万円(前の期は3億4500万円)に52.4％下方修正し、増益率が2.5倍→17.1％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6億1500万円→1億7000万円(前年同期は6800万円)に72.4％減額し、増益率が9.0倍→2.5倍に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・オンラインメディア事業　主力のITトレンドについてはほぼ計画通りの進捗であったものの、動画系メディア「bizplay」及び「ITトレンドEXPO」について大手ベンダーの広告出稿が鈍化したこと等から計画通りの受注を達成することができず、計画比で大きく未達となりました。・ＩＴソリューション事業　「ListFinder」におけるアカウント数が8.6％、「コクリポ」における有料アカウント数が34.6％減少したことにより、計画比で未達となりました。・金融プラットフォーム事業　M&A仲介サービスにおいて、営業体制の構築が計画通り進捗しなかったことにより想定通りの成約を獲得できず、計画比で大きく未達となりました。以上の結果、売上高並びに営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回公表値を下回る見込みです。このような状況を踏まえ、通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。なお、2024年３月期の期末配当の予想値につきましては、2023年５月15日に公表しました1株あたり40円から変更はありません。