あじかん、前期経常を36%上方修正・7期ぶり最高益、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2024/05/01 15:00
 あじかん <2907> [東証S] が5月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→22.5億円(前の期は4.6億円)に36.4%上方修正し、増益率が3.5倍→4.8倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の6.8億円の黒字→12.8億円の黒字(前年同期は2.7億円の赤字)に87.7%増額した計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前の期は16円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2024年3月期通期(2023 年4月1日~2024 年3月31日)の連結および個別の業績につきましては、連結売上高は前回予想を若干上回る見込みとなりました。利益面につきましては、玉子製品を中心に販売量が減少したものの原材料価格が想定よりも安定して推移したことに加え、ヘルスフード事業が回復基調に転じたことや、物流費の抑制、退職給付費用の減少影響などもあり、営業利益は前回予想を上回る見込みとなりました。また、急速に円安が進行したことで、為替予約の決済差益や時価評価益が拡大し、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回予想を上回る見込みとなったため、通期業績予想を修正いたします。

 当社では、安定的に利益を創出し、持続的な成長拡大に向けた戦略投資や企業価値向上のための諸施策の展開に必要となる内部留保を確保するとともに、配当につきましては、自己資本配当率などを指標とし、経営成績を勘案した成果配分とすることを基本方針としております。2024年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり20 円(普通配当15 円+特別配当5円)を予想しておりましたが、自己資本配当率の向上を視野に入れ、本日の業績予想修正による経営成績を勘案し、1株当たり25 円(普通配当15 円+特別配当10 円)とさせていただく方針を、本日開催の取締役会において決議いたしました。なお、本件は2024年6月開催予定の第60期定時株主総会に付議する予定です。(注)本資料における業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものであり、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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