Ｔ＆Ｄ、前期経常を10％上方修正

　Ｔ＆Ｄホールディングス <8795> [東証Ｐ] が4月30日大引け後(16:50)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の1460億円の黒字→1600億円の黒字(前の期は741億円の赤字)に9.6％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の752億円→892億円(前年同期は407億円)に18.6％増額し、増益率が84.4％増→2.2倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　「経常収益」は、主に当社子会社であるＴ＆Ｄフィナンシャル生命保険株式会社において、2023年４月に販売を開始した円貨建一時払商品の新契約業績が想定を上回ったことによる保険料等収入の増加等により、前回発表予想を上回る見込みです。「経常利益」「親会社株主に帰属する当期純利益」および「グループ修正利益」は、運用収支の増加等により、それぞれ前回発表予想を上回る見込みです。なお、「グループ修正利益」は2021年３月期に開示を始めて以来、初めて1,000億円を超え、最高の数値となる見込みです。※「グループ修正利益」は、親会社株主に帰属する当期純損益に対し、市場変動等により会計上生じる経済実態を伴わない損益や負債内部留保の超過繰入（戻入）額を調整したグループの経営実態を表す当社独自の指標(注）上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績は、様々な要因により記載の予想数値とは異なる結果となる可能性があります。