明日の為替相場見通し=FRB当局者の発言と中東情勢を注視
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言で上下動する展開が見込まれる。中東情勢が一段と緊迫化した場合は、有事のドル買い需要が拡大して上値を広げる可能性もありそうだ。予想レンジは1ドル=154円10~155円10銭。
海外ではFRBのジェファーソン副議長の講演や、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁の講演が予定されているほか、パウエル議長によるディスカッション・イベントでの発言機会も控えている。一連の米経済指標を受けて後退した利下げ観測がどう変化するのか注視されそうだ。イスラエルとイランの対立が更にエスカレートした際、原油相場が水準を切り上げるかどうかも、米国の物価動向を巡る市場の見方に影響を及ぼすことから、引き続き神経質な局面が続く公算が大きい。もっとも政府・日銀による円買い介入警戒感自体は継続するとみられ、155円に接近した局面では上値を重くする可能性も高い。
海外ではこのほか、ドイツの4月ZEW景況感指数や、ユーロ圏の2月貿易収支、米3月鉱工業生産指数、米3月住宅着工件数が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
海外ではFRBのジェファーソン副議長の講演や、ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁の講演が予定されているほか、パウエル議長によるディスカッション・イベントでの発言機会も控えている。一連の米経済指標を受けて後退した利下げ観測がどう変化するのか注視されそうだ。イスラエルとイランの対立が更にエスカレートした際、原油相場が水準を切り上げるかどうかも、米国の物価動向を巡る市場の見方に影響を及ぼすことから、引き続き神経質な局面が続く公算が大きい。もっとも政府・日銀による円買い介入警戒感自体は継続するとみられ、155円に接近した局面では上値を重くする可能性も高い。
海外ではこのほか、ドイツの4月ZEW景況感指数や、ユーロ圏の2月貿易収支、米3月鉱工業生産指数、米3月住宅着工件数が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
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