*14:36JST 井関農 Research Memo(6):2023年12月期は増収減益、連結売上高、海外売上高は過去最高を更新(2)
■井関農機<6310>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2023年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比10,611百万円増加の217,102百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金が848百万円減少した一方で、低水準であった海外子会社の現地在庫充足などにより商品及び製品が8,535百万円増加したことなどによるものである。
負債合計は同8,740百万円増加の142,886百万円となった。主な増加要因として、棚卸資産などの運転資本増加に伴い、短期借入金が2,865百万円、長期借入金が8,356百万円増加した。純資産合計は、同1,870百万円増加の74,215百万円となった。主な増加要因として、その他有価証券評価差額金が1,013百万円、為替換算調整勘定672百万円増加した。
経営指標を見ると、流動比率と固定比率はそれぞれ120.8%、146.8%となっている。自己資本比率は31.9%だった。自己資本比率に関しては前期末よりも若干低下したものの、長期的には棚卸資産の圧縮に注力していくなかで有利子負債も削減され、自己資本比率が上向いていくことが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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3. 財務状況と経営指標
2023年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比10,611百万円増加の217,102百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金が848百万円減少した一方で、低水準であった海外子会社の現地在庫充足などにより商品及び製品が8,535百万円増加したことなどによるものである。
負債合計は同8,740百万円増加の142,886百万円となった。主な増加要因として、棚卸資産などの運転資本増加に伴い、短期借入金が2,865百万円、長期借入金が8,356百万円増加した。純資産合計は、同1,870百万円増加の74,215百万円となった。主な増加要因として、その他有価証券評価差額金が1,013百万円、為替換算調整勘定672百万円増加した。
経営指標を見ると、流動比率と固定比率はそれぞれ120.8%、146.8%となっている。自己資本比率は31.9%だった。自己資本比率に関しては前期末よりも若干低下したものの、長期的には棚卸資産の圧縮に注力していくなかで有利子負債も削減され、自己資本比率が上向いていくことが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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