ベクターHD、前期最終を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/04/01 15:00
 ベクターホールディングス <2656> [東証S] が4月1日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の5000万円の赤字→8億3100万円の赤字(前の期は4億3500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4億1100万円の黒字→3億7000万円の赤字に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)売上高及び営業利益並びに経常利益につきましては、当第4四半期までに見込んでおりました再生可能エネルギー事業における太陽光発電所開発に係る太陽光パネル販売において、当社の発電所開発事業者へのパネルの販売価格及び当社が製造を委託するパネルメーカーの仕入価格について、未だ交渉中であり、パネルメーカー及び発電所開発事業者との正式な売買契約による仕入及び販売が今期中に決定できなかったこと、太陽光発電所造成工事に係る業務委託報酬の決済が来期になったこと、建設事業において空調・電気工事等の完了引渡しによる決済が来期になったこと、不動産売買取引3案件において、2024年3月29日付「不動産売買取引に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、1案件は3月末に売買契約は完了したものの決済引渡しが4月になったこと、及び残り2案件につきましても売買契約及び決済引渡しが来期となったこと等が主な要因で、業績予想を下方修正することとなりました。 (2)親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記に加え、2024年3月15日付「本店所在地の変更に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、本店を移転する方針を決定したことに伴い、現本社に係る固定資産残額32百万円を除却すること等が主な要因で、今回の業績予想数値となりました。 ※特別損失につきましては次のとおりです。3.特別損失の計上について    本社移転に伴い、固定資産残額32百万円に対し、固定資産除却損を計上することといたしました。       (注)上記の予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績につきましては、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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