オートバクス、今期経常を一転42％減益に下方修正

　オートバックスセブン <9832> [東証Ｐ] が3月29日大引け後(17:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の116億円→67億円(前期は115億円)に42.2％下方修正し、一転して42.1％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の82億円→33億円(前年同期は78.5億円)に59.7％減額し、一転して58.0％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　本日開示いたしました「オートバックスフランチャイズチェンパッケージ等の変更に関するお知らせ」(https://www.autobacs.co.jp/ja/ir/news/news20240329_1/main/0/link/01.pdf)に記載のとおり、2024年４月１日より当社からFC加盟店舗への卸売価格を引き下げます。これに伴い、FC加盟店舗とFCチェン本部(当社)が新たなスタートを切るための準備として、FC加盟店舗が保有している2025年３月期の期初在庫に対して、卸売価格引き下げ後と同水準の価格に合わせる措置を講じることにより、売上高、営業利益および経常利益が約30億円減少する見込みとなりました。売上高および営業利益等につきましては、上記要因に加え、記録的な暖冬の影響でスタッドレスタイヤなどの冬季用品の販売が低迷し売上高が減少したことなどにより、前回発表予想より減少する見込みであります。これらの結果、通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績はさまざまな要因によって予想値と異なる場合があります。