いちご、前期経常を72%上方修正

配信元:株探
投稿:2024/03/28 15:00
 いちご <2337> [東証P] が3月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年2月期の連結経常利益を従来予想の60億円→103億円(前の期は108億円)に71.7%上方修正し、減益率が44.7%減→5.1%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の19.1億円→62.1億円(前年同期は66.8億円)に3.2倍増額し、減益率が71.4%減→7.0%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当期においては、当社のすべてのセグメントが堅調に推移し、特にホテルの力強い需要により、ホテル関連収入(アセットマネジメントフィー、賃料収入、ホテルオペレーター収入)が期初の想定を大きく超過し、ストック収益の拡大に寄与いたしました。また、当社が運用するリートへのスポンサーサポートとして、いちごホテルリート投資法人(3463)への当社ブランドホテルを含む5ホテルの提供や「いちご・レジデンス・トークン」等のいちごオーナーズの成長による販売チャネルの拡大がフロー収益の拡大に寄与いたしました。さらに、金利スワップ取引の金利固定化コストが当初想定を下回るなどにより、営業外損益が改善いたしました。この結果、業績予想を上方修正いたします。なお、当社は、経営指標として1株当たり当期純利益をはじめとした収益性を重視しており、売上高の予想を行っておりませんが、今回、通期の売上高が前期実績比で10%以上の増加が見込まれることから、新たに開示をさせていただきます。当社は、サステナブル(持続可能)な社会を実現するための「サステナブルインフラ企業」として、大きな社会貢献を図るとともに、株主価値の最大化に取り組んでまいります。
配信元: 株探

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