神奈交、今期経常を一転46%増益に上方修正・19期ぶり最高益、配当も20円増額

配信元:株探
投稿:2024/03/21 15:00
 神奈川中央交通 <9081> [東証P] が3月21日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の47.7億円→71.5億円(前期は49.1億円)に49.9%上方修正し、一転して45.6%増益を見込み、一気に19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の30.4億円→28.7億円(前期は11.4億円)に5.6%下方修正し、増益率が2.6倍→2.5倍に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.5億円→31.3億円(前年同期は21.9億円)に4.1倍増額し、一転して43.2%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期業績予想につきましては、主力事業である旅客自動車事業や自動車販売事業における直近の業績動向を踏まえるとともに、減損損失の計上を織り込み修正することといたしました。 旅客自動車事業において定期券利用を中心に旅客需要が前回予想を上回ったことに加え、自動車販売事業において商用車の新車販売台数や車両整備台数が増加したことなどにより、売上高、営業利益および経常利益は前回予想を上回る見込みであります。一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、リサイクル事業施設や不動産賃貸物件に関する減損損失の計上などにより、前回予想を下回る見込みであります。 なお、減損損失の計上につきましては、本日公表の「特別損失の計上に関するお知らせ」をご参照ください。

  当社は、将来への事業投資や経営環境の変化に備え、経営基盤強化に必要な内部留保を充実させるとともに、連結配当性向や連結純資産配当率等の指標を総合的に勘案し、配当を行うことを基本方針としております。 2024年3月期の期末配当予想につきましては、1株当たり20円としておりましたが、直近の業績動向および財政状態を勘案した結果、1株当たり20円増配の40円に修正することといたしました。これにより、年間配当金は1株当たり60 円となる見込みです。※ 上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績、配当金等は、今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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