菊池製作所 <3444> [東証S] が3月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年4月期の連結最終損益を従来予想の0.1億円の黒字→5億円の赤字(前期は11億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.5億円の黒字→0.6億円の赤字(前年同期は6.3億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
同時に、従来10円を計画していた期末一括配当を見送り、無配継続とする方針とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
連結業績および個別業績について、試作・金型製品において、従前のコンシューマエレクトロニクス分野以外の分野における営業活動の拡大に注力しておりますが、金型受注においては新規開拓分野の獲得に一定の成果は見られるものの、依然として付加価値の高い新規開発案件数の増加は限定的で、難易度の高くない案件は板金プレス量産なども同様に引き続き海外との価格競争に晒され厳しい状況が継続しており、連結業績における試作・金型製品の売上高は当初予想に対して470百万円の減少となる見込みです。また、ロボット・装置等含めた製品においては、顧客の各スタートアップの量産フェイズへの移行は限定的で、関係会社の製品販売は弱含みで推移しており、連結業績におけるロボット・装置等の売上高は当初予想に対して550百万円の減少となる見込みです。一方で、イームズロボティクスなどの関係会社は新たに公的資金を獲得したことで研究開発活動が活発化して、研究開発費が当初予想に対して60百万円の増加となる見込みです。その結果、売上高ならびに営業利益は、2023年6月14日の公表数値を下回る見込みとなりました。また、連結業績および個別業績において、参画するファンドの投資先の評価の見直しを実施したことにより、投資事業組合運用損を計上しました。また、持分法適用関連会社の業績悪化により、連結業績において持分損失は当初予想を上回る見込みとなり、個別業績において関係会社貸倒引当金繰入額等を計上する見込みとなりました。それらの結果、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ならびに当期純利益は公表数値を下回る見込みとなりました。今後の取り組み主力である試作・金型、量産製品の受託製造においては、コンシューマエレクトロニクス中心の対応分野の見直しを継続的に進め、ホビー分野などの新規開拓に努めるとともに、安定収益層拡大のため量産製品分野の拡大、WEB受注の拡大を推進して引き合い増加に努めます。また、製販連携により生産部門の稼働率を高め、短納期・価格競争力を徹底的に追及するとともに、外注ネットワークの更なる拡大を推進して、収益確保に努めます。ロボット・その他製品の新規事業分野においては、顧客スタートアップの量産品製造の拡大を目指し、販売・サービスなどの業務支援機能を充実させ、利益拡大に注力いたします。
当社は、株主の皆様に対する利益還元を充実させていくことが経営上の重要課題と認識しており、安定的な配当実施を基本方針としながら、長期的成長を維持し、企業価値を高めることを目的とする再投資のための内部留保とのバランスを勘案してまいりました。2024年4月期の配当予想におきましては、業績予想の修正に伴い、誠に遺憾ではございますが、前期同様に無配とさせていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、業績回復に尽力してまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.5億円の黒字→0.6億円の赤字(前年同期は6.3億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。
同時に、従来10円を計画していた期末一括配当を見送り、無配継続とする方針とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
連結業績および個別業績について、試作・金型製品において、従前のコンシューマエレクトロニクス分野以外の分野における営業活動の拡大に注力しておりますが、金型受注においては新規開拓分野の獲得に一定の成果は見られるものの、依然として付加価値の高い新規開発案件数の増加は限定的で、難易度の高くない案件は板金プレス量産なども同様に引き続き海外との価格競争に晒され厳しい状況が継続しており、連結業績における試作・金型製品の売上高は当初予想に対して470百万円の減少となる見込みです。また、ロボット・装置等含めた製品においては、顧客の各スタートアップの量産フェイズへの移行は限定的で、関係会社の製品販売は弱含みで推移しており、連結業績におけるロボット・装置等の売上高は当初予想に対して550百万円の減少となる見込みです。一方で、イームズロボティクスなどの関係会社は新たに公的資金を獲得したことで研究開発活動が活発化して、研究開発費が当初予想に対して60百万円の増加となる見込みです。その結果、売上高ならびに営業利益は、2023年6月14日の公表数値を下回る見込みとなりました。また、連結業績および個別業績において、参画するファンドの投資先の評価の見直しを実施したことにより、投資事業組合運用損を計上しました。また、持分法適用関連会社の業績悪化により、連結業績において持分損失は当初予想を上回る見込みとなり、個別業績において関係会社貸倒引当金繰入額等を計上する見込みとなりました。それらの結果、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ならびに当期純利益は公表数値を下回る見込みとなりました。今後の取り組み主力である試作・金型、量産製品の受託製造においては、コンシューマエレクトロニクス中心の対応分野の見直しを継続的に進め、ホビー分野などの新規開拓に努めるとともに、安定収益層拡大のため量産製品分野の拡大、WEB受注の拡大を推進して引き合い増加に努めます。また、製販連携により生産部門の稼働率を高め、短納期・価格競争力を徹底的に追及するとともに、外注ネットワークの更なる拡大を推進して、収益確保に努めます。ロボット・その他製品の新規事業分野においては、顧客スタートアップの量産品製造の拡大を目指し、販売・サービスなどの業務支援機能を充実させ、利益拡大に注力いたします。
当社は、株主の皆様に対する利益還元を充実させていくことが経営上の重要課題と認識しており、安定的な配当実施を基本方針としながら、長期的成長を維持し、企業価値を高めることを目的とする再投資のための内部留保とのバランスを勘案してまいりました。2024年4月期の配当予想におきましては、業績予想の修正に伴い、誠に遺憾ではございますが、前期同様に無配とさせていただきます。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、業績回復に尽力してまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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