ホクト、今期経常を85%上方修正、未定だった配当は10円増配

配信元:株探
投稿:2024/03/08 15:00
 ホクト <1379> [東証P] が3月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の21.1億円の黒字→39億円の黒字(前期は18.5億円の赤字)に84.8%上方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27.7億円→45.6億円(前年同期は9.1億円)に64.4%増額し、増益率が3.0倍→5.0倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は50円(前期は40円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  主力の国内きのこ事業におきましては、今期の初めから生産調整を行ったことによりきのこの需給が改善したことや野菜相場が昨年に比べ高値で推移したこと等により、きのこの単価も例年に比べ堅調に推移して参りましたが、売上高は計画を下回る見込みとなりました。しかしながら、原材料費、電力費、燃料費等の製造原価が計画を下回る状況にあるため、営業利益は計画を上回る見込みとなりました。また、最近の円安による影響で計画には見込んでいなかった為替差益が発生する見込みがあること及び子会社からの配当金が計画を上回ったことにより、経常利益及び当期純利益は計画を大幅に上回る見込みとなりました。また、連結業績においても同様に、売上高は計画を下回る見込みですが、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は計画を上回る見込みとなりました。 これらの背景をもとに、2023年5月12日に公表いたしました2024年3月期通期の連結および個別の業績予想を修正することといたしました。

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な政策と位置付けており、経営体質の強化ならびに今後の事業展開に備えるために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続に努めることを基本方針としております。この基本方針を踏まえるとともに、前述の通期の業績予想の修正に記載の業績見通しを勘案し、2024年3月期の期末配当予想において、1株当たり35円にすることといたしました。またこれに加えて、2024年7月22日に当社は創立60周年を迎えることから、株主の皆様をはじめ、関係各位の皆様のご支援に感謝の意を表し、1株当たり5円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2024年3月期の期末配当予想につきましては、1株当たり40円を予定しております。(注)上記業績予想及び期末配当予想の数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績及び等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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