ＡＲＥＨＤ、今期最終を一転12％減益に下方修正

　ＡＲＥホールディングス <5857> [東証Ｐ] が2月29日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の132億円→96億円(前期は109億円)に27.3％下方修正し、一転して12.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の79.4億円→43.4億円(前年同期は36.3億円)に45.3％減額し、増益率が2.2倍→19.4％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　貴金属事業において、金の販売量及び販売価格が想定を上回りました。一方、ロジウムやパラジウム価格が想定を下回りました。また、電子・触媒分野において下期に想定していた回復が遅れています。さらに、愛媛工場の触媒処理工程等の坂東市への移転・集約を決め、愛媛工場および四国営業所の閉鎖に伴う固定資産の減損損失として約 8 億円を計上しました。加えて、本日付で当社連結子会社であるジャパンウェイスト株式会社と株式会社レナタスとの株式交換契約を締結したことを受け、ジャパンウェイスト株式会社は2024年3月期第4四半期に非継続事業に分類されることとなり、その売上収益約165億円および営業利益約32億円が当社の連結業績から除外される見込みです。2025年3月期以降は、株式会社レナタスが持分法適用会社となり、持分法投資損益が営業損益として計上される見込みです。なお、本株式交換に伴うセグメントの変更はございません。また、直近に公表されている配当予想の修正はございません。詳細は本日付の「当社連結子会社であるジャパンウェイスト株式会社と株式会社レナタスとの株式交換及び特定子会社の異動に関するお知らせ」をご覧ください。