イフジ産業、今期最終を10％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　イフジ産業 <2924> [東証Ｓ] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比84.3％増の14.6億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の14.4億円→15.8億円(前期は11.1億円)に9.9％上方修正し、増益率が29.0％増→41.8％増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の4.1億円→5.5億円(前年同期は6.4億円)に34.4％増額し、減益率が35.6％減→13.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の46円→48円(前期は35円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比37.3％増の4.4億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の8.0％→6.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績につきましては、概ね予想どおりに推移しているため、売上高、営業利益、経常利益は直近の公表予想から修正しておりません。損益につきましては、当社所有の土地の収用に伴い、特別利益に「収用補償金」を計上したことから、連結の親会社株主に帰属する当期純利益の予想及び個別の当期純利益の予想を修正いたします。

　　上記のとおり業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことから、期末配当金の予想金額を当初の20円00銭から22円00銭（当初予想より２円増配）に修正させていただきます。年間配当金は48円00銭になる予定であります。（注）上記の予想は、本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後鳥インフルエンザの発生状況や鶏卵相場の変動等、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。