Ｔスマート、今期経常を11％上方修正

　テクノスマート <6246> [東証Ｓ] が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.6％増の25.4億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の24.3億円→27億円(前期は22.7億円)に11.1％上方修正し、増益率が6.7％増→18.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の8.1億円→10.8億円(前年同期は9.9億円)に33.3％増額し、一転して8.9％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比5.2％減の9.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の17.7％→15.9％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の売上高は、納期を短縮させるために製作工程の前倒しを行った結果、前回の予想を若干上回る見込みとなりました。営業利益、経常利益及び当期純利益は、同一仕様の機械をまとめて受注した案件の量産効果により、前回の予想を若干上回る見込みとなりました。(注)上記の予想値は、当社が現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。