あじかん、今期経常を22%上方修正、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2024/02/01 15:00
 あじかん <2907> [東証S] が2月1日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の16.5億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の13.5億円→16.5億円(前期は4.6億円)に22.2%上方修正し、増益率が2.9倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.8億円の黒字→6.8億円の黒字(前年同期は2.7億円の赤字)に78.1%増額した計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前期は16円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は6.9億円の黒字(前年同期は0.4億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の1.2%→5.5%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結および個別の業績につきましては、売上高は年末年始の繁忙期において業務用食品等の需要が拡大したことや、恵方巻関連での受注状況も順調であることから個別の売上高は前回予想を上回る見込みとなりました。 利益面につきましては、価格改定が浸透したことや、繁忙期において比較的粗利益率の高い自社製造製品の売上高が拡大したことに加え、主材料価格が想定より安定したことで、営業利益は前回予想を上回る見込みとなりました。 また、想定以上に円安が進行したことで、為替予約の決済差益や時価評価益が拡大し、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回予想を上回る見込みとなったため、通期業績予想を修正いたします。

  当社では、株主のみなさまへの適切な利益還元を行うことを経営の重要課題と位置付けております。 また、安定的な利益を確保し、当社の事業規模の拡大と収益性向上の原資となる内部留保の充実に努めるとともに、配当につきましては、安定的かつ継続的に行う前提で、自己資本配当率や配当利回りなどを指標とし、経営成績を勘案した成果配分とすることを基本方針としております。 2024年3月期の期末配当金につきましては、1株当たり普通配当15円を予想しておりましたが、通期の業績見込みを踏まえ、株主のみなさまのご支援に報いるため特別配当5円を加え、1株当たり20円とさせていただく方針を、本日開催の取締役会において決議いたしました。 なお、本件は2024年6月開催予定の第60期定時株主総会に付議する予定であります。(注)本資料における業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社で判断したものであり、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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