ショクブン、今期経常を一転65%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/01/31 16:40
 ショクブン <9969> [東証S] が1月31日大引け後(16:40)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比72.1%減の3900万円に大きく落ち込んだ。
 併せて、通期の同利益を従来予想の2億3300万円→6700万円(前期は1億9000万円)に71.2%下方修正し、一転して64.7%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億6500万円→9900万円(前年同期は2億0400万円)に62.6%減額し、一転して51.5%減益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比53.9%減の7100万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の7.5%→3.9%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1) 通期連結業績予想 わが国内経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う社会経済活動の正常化が進む一方で、エネルギー価格や原材料価格の高騰、円安の長期化、継続的な物価上昇による個人消費停滞の懸念など、依然として先行きが不透明な状況となっております。 このような状況の中、当社は、新ブランドの立上げや、外食チェーン店のコラボメニュー導入、事業食メニューを中心としたBtoB事業を行う事で売上の増加を見込んでおりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和による中食機会の減少、物価高による消費マインドの低下による影響が大きく、売上高は前回発表予想を下回る見込みです。 販管費においては、製造拠点から営業所への物流の効率化、各製造拠点での製造工程の効率化等を行ってまいりました。これらのコスト削減は一定の効果が出ているものの利益面においても前回発表予想を下回る見込みです。上記の結果から繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産の一部を取り崩すこととし、当第3四半期において法人税等調整額61百万円を計上いたしました。  これらの理由により、64億19百万円の売上高、66百万円の営業利益、67百万円の経常利益、5百万円の親会社株主に帰属する当期純利益となる見込みです。(2)通期個別業績予想 個別の通期業績予想につきましても、連結と同様の理由によりそれぞれ修正いたします。※業績予想等につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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