九州電、今期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　九州電力 <9508> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は2505億円の黒字(前年同期は1305億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1700億円の黒字→2000億円の黒字(前期は866億円の赤字)に17.6％上方修正し、従来の19期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の295億円の赤字→4.9億円の黒字(前年同期は87.7億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前期は無配)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は510億円の黒字(前年同期は526億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-8.1％→10.5％に急改善した。

株探ニュース