海運株が一斉高、中東リスクに伴う運賃上昇思惑と大手海運に取組妙味も◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株が全般軟調地合いに抗して一斉高に買われている。PERやPBRなど投資指標面で割安感が強いほか、引き続きコンテナ船運賃市況の上昇の思惑が株価の刺激材料となっている。「中東の地政学リスクに伴う航路変更を背景に運賃の上昇が続くとの見方が強まっているようだ。前日に野村証券が海運大手3社の業績見通しを増額し、目標株価を引き上げたこともポジティブ視されている」(中堅証券ストラテジスト)という。信用取組も郵船は直近の信用倍率が1.05倍と売り買い拮抗、川崎汽は同0.43倍と大幅に売り長状態にあるなど株式需給面からも投資妙味が意識されている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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