ズーム、今期経常を27%下方修正

配信元:株探
投稿:2023/12/15 15:00
 ズーム <6694> [東証S] が12月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の11億円→8億円(前期は7.2億円)に27.3%下方修正し、増益率が52.8%増→11.1%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.3億円→5.3億円(前年同期は7.6億円)に36.1%減額し、一転して30.4%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  8月以降、特に北米において当社製品への需要が低下しており、北米での売上高実績が見込みを下回る状況が続いておりました。年末商戦があることから第4四半期での回復を予想していたものの、本日現在、北米での販売実績は予想を大きく下回る結果となっております。これにより、当連結会計年度での北米市場での売上は、前回の予想より760百万円減となる見込みとなりました。また、北米市場向け製品の売上総利益率は50%を超えていることから、北米市場での売上減少が営業利益の減少に与える影響は大きく、また、リベートを増額したこともあり、当連結会計年度での北米市場での営業利益は前回予想から450百万円減と、予想を大きく下回る見込みとなりました。 北米市場での当社製品への需要低下の理由といたしましては、インフレ及び金利上昇により当社製品の主たるユーザーである若年層の可処分所得が低下していること加え、主力のハンディオーディオレコーダーについて新製品の市場投入が長期間行われておらず、ユーザーから見て魅力が低下したことから販売が伸び悩んだものと考えております。 ハンディオーディオレコーダーにつきましては、価格を押えつつ機能を大幅にアップした新製品を早期に投入することにより、売上高の改善に努めたいと考えております。 また、12月中に非連結子会社であるZOOM HK LTDより約241百万円の配当金を受領する予定であることから、経常利益については800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は280百万円と予想しております。 なお、配当につきましては予想を変更しておりません。(注)上記の業績予想は、現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて記載したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により大きく異なる結果となる可能性があります。
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