トビラシステ、前期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2.5円増額

配信元:株探
投稿:2023/11/30 15:00
 トビラシステムズ <4441> [東証S] が11月30日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.9億円→6.7億円(前の期は5.3億円)に13.4%上方修正し、増益率が12.6%増→27.6%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常利益も従来予想の2.4億円→3.2億円(前年同期は2.6億円)に32.9%増額し、一転して23.8%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14.5円→17円(前の期は10.6円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年10月期において、「モバイル向けフィルタサービス」では、UQ mobileのオプションサービス「安心セキュリティセット」に当社の迷惑情報データベースの提供を開始し、280blockerにおいても従前のiOS版に加えてAndroid版の提供を開始するなど、引き続き利用者数の増加に務めました。2022年10月の契約更改で迷惑SMSブロック機能を追加した「固定契約」モデルによる売上高増加も、当期より通年で寄与しました。さらに、2023年4月には「契約者数×単価」モデルの契約において単価上昇での更改を行うなど、単価の上昇による売上高の増加も寄与しております。 「ビジネスフォン向けフィルタサービス」および「固定電話向けフィルタサービス」においても、KDDI株式会社のケーブルプラス電話向けオプションサービスや、トビラフォン Biz、トビラフォン Cloudなどの利用者数が堅調に推移しております。 これらの結果、売上高が2022年12月9日公表の業績予想を上回る水準で進捗いたしました。売上原価、販売費及び一般管理費につきましては、人材の採用や東京オフィスの移転を実施するなど積極的な投資を行ってまいりましたが、余剰費用の削減などの結果、想定より抑制された水準で推移いたしました。 さらに、2023年9月8日に公表しておりますとおり、2023年9月30日付でホームページ制作運営支援事業「HP4U」の譲渡を行い、それに伴う譲渡益を計上しております。 これらの結果、現在取りまとめ中の2023年10月期決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて、従前公表の業績予想を上回る着地となる見込みになりました。 詳細につきましては、2023年12月8日に開示を予定しております、「2023年10月期決算説明資料」をご参照ください。

  当社では、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要な課題の1つと位置付けており、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保を勘案し、配当性向 35%を基本方針としております。 2023年9月8日にて公表しております「2023 年 10 月期 配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」のとおり、ホームページ制作運営支援事業「HP4U」の譲渡に伴う特別利益の計上により、期末配当金の予想を、2022年12月9日公表の12円90銭より1円60銭増額し、1株当たり14円50銭に修正しておりました。 当社の方針および今回の通期業績予想の上方修正を踏まえ、期末配当金の予想を、前回予想の2023年9月8日から2円50銭増額し、1株当たり17円00銭に修正いたします。(注)本資料に記載している業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づいており、不確実な要素を含んでおります。また、実際の業績等は業績の変化等により、上記の業績予想値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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