◆ “小動き”に終始… - “149円半ば”
連休の谷間、なおかつ米債券/株式/商品市場が短縮取引というスケジュール感の中、先週末は流動性が回帰することはありませんでした。
このため米10年債利回りが“上昇(→4.49%)”する場面こそ見られたものの、相対的にマーケットは“動意の乏しさ”は抑制されました。
為替では主に対ユーロで“ドル売り”が進行したものの、対円ではほとんど動意づくことなく、“149円半ば”での小動きに終始して、先週末の取引を終えています。
◆ 本日より“流動性は回帰”と見られるが…?
兎にも角にも米感謝祭を終えたことで、“ポジション調整”的な動きは低下すると見られます。
このため本日からは本格的に、年末に向けた“上下どちらに動意づくか”という方向性を見極める展開になると見られるところです。
短期金融市場では「来年前半の米利下げ」を織り込みにかかっているだけに、“さらなるドル買い”に関しては障害が多いと見るのが自然です。
一方で現時点では“時期尚早”との見解も少なくない中、“ドル売り”が加速する展開は想定しづらいところです。
さらに「日銀緩和策修正」への思惑が強まっていない以上、“過度な円買い”に傾斜する可能性は低いと見るのが妥当なところです。
そうなると“上値の重さ”と“下値の堅さ”が同居する格好となるだけに…?
◆ それでもテクニカル的には“上下ガチガチ”…!?
現在推移する“149円台”には、“日足・一目均衡表転換線(本日は149.285円)/基準線(同149.523円)”と“50日移動平均線(149.659円)”が展開しています。
そして下は“同先行スパン上限(同148.973円)”が、上には“心理的な節目(150円の大台)”が控える構図となっており、いずれかに抜けるには相応のパワーが必要と見られます。
ただその方向性が定まらない以上は、“同レンジ内で揺れ動き”と見るのが妥当なところ…?
本日より“流動性は回帰”すると見られますが、まだ“方向感定まらず(揺れ動き)”と見ておきたいところです。
新たな材料が飛び出してくるまでは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.263(+1σ)
151.000(大台)
150.775(11/17高値)
150.264(20日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:150.085(11/13~11/21の61.8%戻し)
上値4:149.984(11/20高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:149.747(11/22-24高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:149.663(50日移動平均線)
上値1:149.523(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:149.453
下値1:149.285(日足・一目均衡表転換線)
下値2:149.198(11/24安値、-1σ、ピボット1stサポート)
下値3:148.973(日足・一目均衡表先行スパン上限、148.561(ピボット2ndサポート、大台)
下値4:148.786(11/23安値、11/21~11/22の38.2%押し水準)
下値5:148.691(ピボットローブレイクアウト)
148.443(11/21~11/22の50%押し)
148.135(11/21~11/22の61.8%押し、-2σ)
148.007(11/22安値、大台)
147.444(20週移動平均線)
147.255(日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:55》
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