◆ “買い戻し”継続… - “149円後半”
日米休場にて流動性が大きく低下する中、昨日も“ドル買い(戻し)”が先行しました。
“タカ派”と捉えられた米FOMC議事要旨に続き、昨日の米経済指標も“強め”となったことで、21日につけた“9/14以来(147.139円)”から持ち直す流れが継続しています。
もっとも“前日高値(149.747円)”を突破するには至っておらず、“150円の大台”には届かない状況も継続しています。
“下値の堅さ”は目立っているものの、“上値の重さ”を払拭するには至っていないだけに、まだ「ポジション調整の範囲内」から脱したとはいい難いのが実状といえます。
◆ ただ“流動性回帰”はまだ望みづらい…?
本日は日米市場ともに再開されますが、引き続き米国市場は債券・株式・商品市場が“短縮取引”となります。
いわゆる“連休の谷間”の位置づけになりますので、“流動性回帰”は望むべくもありません。
そうなると“方向感定まる”に至るかは微妙といわざるを得ず、“149円台”で膠着している現在の動きから脱却できるかも定かではないといわざるを得ないのが実状といえます。
それでも「来年前半の米利下げ」を短期金融市場では織り込みにかかるマーケットが形成されているだけに、少なくとも“さらなるドル売り”に傾斜するには新たな材料が必要…?
◆ それでも“円買い”は減退しているだけに…!?
今朝方発表された本邦CPIが“予想を下回った(コア+2.9%)”ことで、「日銀緩和策修正」への思惑は後退しています。
基本的には“膠着(動意薄)”を想定するものの、少なくとも“下値の堅さ”は継続し、場合によっては“もう一段の反発”があっても何ら不思議ではないと見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.775(11/17高値)
150.396(ピボットハイブレイクアウト)
150.257(20日移動平均線)
150.195(ピボット2ndレジスタンス)
150.085(11/13~11/21の61.8%戻し)
上値5:149.984(11/20高値、大台)
上値3:149.869(ピボット1stレジスタンス)
上値5:149.747(11/22-23高値)
上値5:149.693(11/22-23高値)
前営業日終値:149.564(日足・一目均衡表基準線、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値1:149.459(日足・一目均衡表転換線)
下値2:149.201(-1σ)
下値3:149.000(大台、ピボット1stサポート)
下値4:148.907(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:148.786(11/23安値、11/21~11/22の38.2%押し水準)
148.561(ピボット2ndサポート)
148.443(11/21~11/22の50%押し)
148.245(ピボットローブレイクアウト)
148.135(11/21~11/22の61.8%押し、-2σ)
148.007(11/22安値、大台)
147.139(11/21安値)
《10:55》
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