ベネ・ワン、今期経常を一転6％減益に下方修正

　ベネフィット・ワン <2412> [東証Ｐ] が11月14日大引け後(17:10)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比26.8％減の35.9億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の109億円→99.4億円(前期は105億円)に9.4％下方修正し、一転して5.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比12.2％増の63.4億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比16.9％減の16.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の20.0％→17.6％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年５月11日付で公表いたしました2024年３月期の通期の連結業績予想のうち、コロナワクチン接種支援事業については主に第３四半期に自治体からの受託を見通して計画を立てておりましたが、集団接種を実施する自治体の減少や実施規模の縮小など、事業を取り巻く環境が当初想定と大きく異なっていることから、同事業に係る業績予想を修正しております。　福利厚生事業やインセンティブ事業、健診・保健指導事業などでは、期初時点より環境認識に大きく変更はなく、今後の受注活動や会員のサービス利用水準など変動的な要素もあることから、コロナワクチン接種支援事業以外の事業については、2023年５月11日に公表しました通期の業績予想に変更はございません。　なお、コロナワクチン接種支援事業は、2023年５月11日に公表しました中期経営計画の２年目となる2025年３月期以降は当初より取引を見込んでおらず、収益計画に含めていないことから、同中期経営計画の最終年度である2026年３月期の業績目標数値に変更はございません。