桜井製、今期営業を一転赤字に下方修正、配当は4円増額

配信元:株探
投稿:2023/11/13 14:00
 桜井製作所 <7255> [東証S] が11月13日後場(14:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益は1億6600万円の赤字(前年同期は2億5300万円の赤字)に赤字幅が縮小した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の6000万円の黒字→8000万円の赤字(前期は4億1600万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億2500万円の黒字→3億円の黒字(前期は3億0600万円の赤字)に2.4倍上方修正した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益は8600万円の黒字(前年同期は1億6300万円の赤字)に浮上する計算になる。

 同時に、期末一括配当を従来計画の6円→10円(前期は10円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結営業損益は2600万円の赤字(前年同期は1億5500万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-13.1%→-1.4%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1) 第2四半期累計期間業績予想の修正第2四半期連結業績予想につきましては、売上高は前回予想を下回る3,076百万円となりました。また利益面につきましては、自動車部品製造事業においては、近年のエネルギー価格高騰に対する製品への価格転嫁が進んだものの、工作機械製造事業において、売上高は増加しましたが引き続き原材料高騰などの影響を大きく受けた結果、営業利益は前回予想を下回る結果となりました。経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は為替差益があったものの上記と同様の理由により、前回予想を下回る結果となりました。個別についても連結と同様の理由によるものであります。(2) 通期業績予想の修正連結業績予想につきましては、売上高は当初の予想を下回る5,800百万円を見込んでおります。利益面につきましては、上記の理由が下期にもおよぶ見通しのため、営業利益、経常利益は前回予想を下回る見込みとなりました。個別についても連結と同様の理由によるものであります。

 当社は、財務体質と経営基盤の強化のために株主資本の充実を図りつつ、安定した利益還元に努めることを基本方針としております。2024年3月期の期末配当につきましては、上記基本方針のもと2024年3月期の通期業績予想の修正を踏まえ、前回の配当予想から1株当たり4円増額の10円に修正することにいたしました。
配信元: 株探

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