日住、今期経常を77％上方修正、期末配当は見送り

　日住サービス <8854> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比30.6％減の1億3400万円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の7300万円→1億2900万円(前期は1億4300万円)に76.7％上方修正し、減益率が49.0％減→9.8％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の4300万円→3000万円(前期は9000万円)に30.2％下方修正し、減益率が52.2％減→66.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の900万円の赤字→4700万円の黒字(前年同期は1200万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　MBO実施に伴い、従来50円を計画していた期末一括配当を見送る方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比36.8％増の5200万円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の3.7％→3.4％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース