アスモ、上期経常を47%上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2023/11/09 16:00
 アスモ <2654> [東証S] が11月9日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.3億円→3.3億円(前年同期は1.9億円)に47.4%上方修正し、増益率が17.9%増→73.8%増に拡大する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の4.2億円→4.7億円(前期は3.8億円)に10.1%上方修正し、増益率が10.6%増→21.8%増に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年5 月に公表いたしました第2四半期(累計)連結業績予想および通期連結業績予想においては、コロナ禍収束後の社会経済活動の正常化に伴う需要の回復を限定的に見積もっておりましたが、下記3つのセグメントにおいて第2四半期を通して売上、利益共に当初の想定より好調に推移いたしました。 アスモトレーディング事業においては、社会経済活動の正常化に伴う外食を主とした食肉需要やインバウンド需要の増加、世界的なインフレの継続に起因する米産牛肉の高騰により当社主力商品であるメキシコ産牛肉へ流れた需要を着実に捉え、売上高が前年同四半期累計を上回るペースで推移いたしました。 アスモフードサービス事業においては、新型コロナウイルス5類移行による社会経済活動の正常化に伴い主要顧客である高齢者施設の入居率が増加し、積極的な新規開拓営業により受託施設数が増えたことで給食提供食数が増加し、売上高が好調に推移しました。また、物価高騰に伴う売上単価値上げや仕入先の見直しによる原価コントロールが功を奏し、利益の確保に繋がりました。 アスモ介護サービス事業においては、高齢者施設の入居率の回復に伴い介護サービス利用者および自社運営施設の入居者数が増加傾向にあり、売上高が好調に推移いたしました。また、コロナ禍収束に伴う衛生対策費用の減少、人件費の見直し等により利益が増加いたしました。 ASMO CATERING (HK)事業においては引き続く厳しい事業環境の中でセグメント利益において赤字となっておりますが、上記3つのセグメントがグループ全体の業績を牽引し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が公表した第2 四半期(累計)連結業績予想および通期連結業績予想を上回る見込みとなりました。 つきましては、当社を取り巻く社会経済情勢が当面の間継続すると仮定した上で業績予想を改めて算定し、通期連結業績予想数値を修正するものであります。(注)上記予想は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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